どうも、RyeChemです。
今回の記事は、現化学メーカー研究職の私が、化学メーカーに就職するメリットの1つ、ホワイト企業という特徴について書いていきます。
今回、メリットとしては私の勤める会社及び、知人の話を基にした事実を紹介していきます。
なので、化学メーカー就職を考えている人または興味がある人は是非参考にしてください。
化学メーカー就職のメリットは、
- ホワイト企業の多さ
- 確実に上がる給与形態
- 万が一の転職のしやすさ
化学と聞くと理系のイメージですが、総合職事務では文系の採用も普通にあります。
そして、文系の方には朗報で化学メーカーの事務は倍率が低く、狙い目かと思います。
BtoC企業のような知名度と華やかさには欠けるかも知れませんが、“これからの人生を支えていく仕事”としての位置づけで考えれば、良い選択かと思います。
今回はそんな、化学メーカーの良さの1つ、ホワイト企業という点に触れて行きますね。
Contents
化学メーカーはホワイト企業!
一番に私が推していきたいのはホワイト企業の多さです。
よく、ブラック企業・ホワイト企業なんて聞きますよね。
実際にホワイト企業とは何を指すのか、軽く説明していきます。
ホワイト企業の要素
- 残業時間
- 福利厚生
- 働き方
私が考えるホワイト企業の要素は以上3つ。
近年、ワークライフバランスが問題になっており、労働時間に対する規制等が強化されています。
人生の中で大きな割合を占める仕事とプライベートの時間、その充足と両立の必要性・価値が向上しています。
日本人は勤勉とよく言われます。
欧州の働き方と比較して、日本は生産性が低く、長時間労働が良しとして評価される文化があります。
つまり、ワークライフバランスが悪いです。
ニュースで話題になる事もありますよね。
さて、そんな中、化学メーカーは比較的ホワイトな企業と言われています。
その要因を個々に解説していきましょう。
残業時間
まず、すぐに思い浮かぶのが残業時間。
化学メーカーは比較的残業時間が少ないです。
私の会社では平均月残業時間15時間弱とされており、化学メーカーは大体10-20時間程度ではないでしょうか。
残業時間はマイナスイメージですが、給与を大きく上げる要素の1つでもあり、中には好む人もいます。
ただ、私個人としてはプライベートな時間を犠牲にして、給与を得ても得にならないと考えてます。
それには2つ理由があります。
- 1つ目、仕事の生産性が落ちる要因
- 2つ目、趣味や家庭の大切な時間が平日取れなくなる。
仕事の生産性が落ちる要因
欧州と比較して仕事の生産性が悪い理由は残業こそが良しとされている風潮に他なりません。
残業が当たり前になれば、定時という決められた時間までに作業を終わらせるという意識が薄れていきます。
本来、効率よく進めれば終わる業務量ですら残業にしてしまう、そんな働き方が定着します。
マイペースに働いて、自由時間を削っても多く稼げるなら・・・と思いますが、そんな働き方が定着してしまえば、日々の行動においても無駄な時間の過ごし方が増えていきます。
仕事はだらだら、プライベートはテキパキと、そんな器用な人間はいません。
段々とプライベートの時間も、働き方と同様に怠惰な過ごし方に汚染されていくでしょう。
あっ、いつの間にかこんな時間か。休日なのに何もせず終わっちゃった。
趣味や家庭の大切な時間が平日取れない
人生において、プライベートな時間の充実というのは幸福度を上げる最大の要素だと思っています。
仕事にやりがいを持つことは大切ですが、プライベートが充実していれば仮に辛くとも乗り切る事ができるものです。
基本的に仕事の労働時間は1日の約1/3を占め、移動時間・準備等も考慮すれば10時間超える人もいます。
その中で残された時間には睡眠時間・食事・風呂といったルーティンの時間があり、それを差し引くと平日の自由時間は結構少ない事が分かると思います。
参考
私の場合、職場までの距離も近く、ギリギリの出社も許されている環境ですが、定時で帰って自由に使える時間は5時間です。(風呂、食事の時間抜き)
つまり、皆会社員であれば良く見積もって平日5時間弱しかプライベートに費やせる時間はありません。
職場までの移動時間が多ければ、さらに減りますね。
さて、この現実を知ってなお残業するとどうなるか、お分かりですよね。
例えば、いわゆる働き過ぎた月、50時間残業したとしましょう。毎日2.5時間残業になりますね。 そうするとプライベートに充てる時間を半分も失うわけです。
職場までの移動に1時間かかる人であれば、もう平日のプライベート時間なんてほぼ存在しません。
独り身ならまだマシかも知れませんが、家庭を持ってなおこの働き方は厳しいですよね。
家庭を持つ年齢になればさらに業務量が増え、残業が増えるのが予見されますので、さらに厳しくなります。
皆、歳を経るごとに自由が欲しくなると聞きます。
ですが、残業時間の多い会社はそんなの考慮してくれません。
自分の好きなように残業時間決められるわけもなく・・・。
お金を何のために稼ぐか、自由時間を充実させるためではないですか?
その自由時間を失う代償に金を得てもそこに意味はあるのでしょうかと私は考えます。
福利厚生
化学メーカーは福利厚生が充実している所が比較的多いです。
福利厚生は年収に反映されない第二の収入だと私は考えてます。
それほどに、金銭面で大きく効いてきます。
化学メーカーが福利厚生が良いと言われる所以は推測になるのですが、業績が安定すること・老舗企業が多いからだと考えます。
化学メーカーはモノづくりの根底かつBtoB企業という事もあって業績が非常に安定します。
また、市場は国内に依存せず、海外からの引き合いも強い事もその一因です。
その安定性から福利厚生に十分に投資できるのでしょう。
さて福利厚生ですがどういうものがあるのでしょうか。
- 住宅補助(家賃の割合補助or月定額補助)
- 家族手当(家庭の有無・子供の人数により定額支給)
- 社員寮・借り上げ社宅
- 育児休暇等の休暇制度充実
- 健康診断や人間ドック
など、他にもあると思いますが一例として挙げました。
上記の福利厚生が化学メーカーは標準装備として備えていることが多いです。
私の勤めている会社でも上記福利厚生はあり、プライベートな宿泊にまで補助頂けます。
なので、会社にはよると思いますが、福利厚生だけで軽く50万~100万程度は支援されています。
福利厚生の充実度は大きく生活に影響をしますので、良く確認しましょうね。
働き方
第3に、働き方。
これは所属する部署にもよるかも知れませんが、基本的に化学メーカーはゆるい印象があります。
その理由の1つとして、化学メーカーの役割が挙げられます。
化学メーカーはモノづくりの基礎を担当しており、世の中の流行の煽りを他業界と比べて受けにくく安定します。
裏を返せば、会社の利益に対する働き方の影響が低いと言えますよね。
その性質に起因して化学メーカーの働き方はのんびりしているように感じます。
仕事もせずにダラダラ過ごせるという意味ではないです(笑)
2つ目は研究職目線で見た理由なのですが、結局実験律速な所。
化学メーカーの研究職は基本的に新しい製品を生む、改良をする、コストを下げるのが仕事になります。
これらは日々の実験により進められます。
ただ、実験というのは作業効率を上げても、固定の反応時間が必須です。
結局は実験待ちとなります。
そのため、実験を主として行い、待ち時間はゆっくり別の業務を進めるというルーティンになってくるのです
これらの理由から、仕事をいい意味でのびのびと進められるゆるい環境が生まれると考えます。
まとめ
- 化学メーカーは平均残業時間が比較的少ない。
- 化学メーカーは福利厚生が充実している。
- 化学メーカーの働き方は比較的緩い。
- 化学メーカーは上記の理由からホワイト企業が多いとされる。