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【就活・転職向け】大手?大企業?会社規模による呼称の違い

2021年2月21日

 

どうも、RyeChemです。

今回の記事は世間一般で言われる『中小企業』、『大企業』、『大手企業』等って何?って所に触れていきます。

 

なので、就活準備し始めた学生、就活前の学生向けの内容になります。

恐らく漠然としたイメージはあると思いますが、明確な線引きは出来ていない状態だと思います。

私が学生の時はそうでした。

言葉の定義を知ると、全然規模感が違うので知ってみると面白いですよ!

規模別呼称

  • 上場企業
  • 大手企業
  • 準大手企業
  • 大企業
  • 中小企業

 

会社の規模による呼称の違い

 

前述の通り、会社の規模によって当然ですが『大企業』などの呼称が変わります。

呼称別に企業の大小をざっくりと分けるとしたら以下のようなイメージとなります。

例外はあるのであくまでイメージです。例外にはあえて上場していない企業などがあります。

呼称イメージ

 

さて、これはどのように定義されているのでしょうか。

 

上場一部企業

株価画像

 

上場とは?

まず、会社の規模を語るには上場企業を説明しなければなりません。

上場企業とは証券取引所に自社の株式を公開し、売買可能な状態にしている企業のことを言います。

 

企業が何かのビジネスを興す際にやはり元手となる金が必要になってきます。

そのお金を集める手段の1つが『上場』です。

株式を公開し、株式を売ることで会社としては資金を集める事が可能となります。

その見返りとして、株を購入した株主は会社から様々な恩恵を受けることができます。

 

ただ、信頼のない会社にお金を投資する人はいないですよね

なので、『上場』には厳しい条件が設定されています。

最も浸透しているであろう東京証券取引所の上場区分には『上場一部』『上場二部』『マザーズ』『JASDAQ』があります。

中でも一番厳しいのがよく聞く『上場一部企業』です。

 

上場一部

東証の上場一部企業となるには具体的にどのような条件があるのでしょうか。

株主数2000人以上
流通株式数2万単位以上
流通株式数(比率)上場株券等35%以上
時価総額250億以上

 

正直、この数値を見ても分かりにくいかと思います。

非常に分かりやすい数値で上場一部の厳しさを表すと、

日本の企業400万以上のうち、上場一部企業は約3600社、その割合は0.09%です。

実際には、企業の規模が大きくなるほど従業員も比例するので、上場一部に勤めている人とすれば幾分マシな数字にはなります。

 

上場一部企業の枠組みの中には、いわゆる『準大手企業』『大手企業』が含まれます。

それを次から説明していきます。

 

大手企業と準大手企業

さて、『大手企業』『準大手企業』とはどのような規模を指すのでしょうか。

これらの呼称は企業が属する業界(化学業界や自動車業界など)での序列を表しています。

業界の中でもトップクラスにあたるのが『大手企業』、中位に当たる企業が『準大手企業』と呼ばれます。

業界にもよるので一概には言えませんが、大手・準大手に当たる企業の殆どは上場一部に属しています。

つまり、『大手企業』とは呼称の中でも一番大きなグループであることは間違いないです。

 

また、『準大手企業』も世間一般で見れば十分に大きい企業に属します。

何故なら全企業のうち上場企業は0.09%に『準大手企業』は当然属する規模ですから。

私が働く化学業界の『準大手』に当たる企業がおおよそ時価総額2000-4000億あたりですから、上場一部条件の時価総額250億円を遥かに凌駕する事から分かると思います。

 

なので、このレベルの企業に入ることが出来たらならかなり安泰でしょう。

もちろん将来何が起こるか分からない面はありますが、収入面で苦労する事はないです。

 

大企業・中小企業

さて、『大企業』『中小企業』とはどのような括りを指すのでしょうか。

これは明確な定義があり、恐らく皆が想像する規模感を表してはいません。

  • 大企業:資本金3億円以上、従業員300人以上の会社(製造業の場合)
  • 中小企業:大企業の定義以下の会社

私が製造業(化学メーカー)に属していますので、定義は製造業のを記載しています。

製造業は会社の規模が大きくなる傾向にありますので、サービス業であったり他業種だともっと大企業の条件は緩いです。

 

大企業は大きな括りであるので、大企業であってもその中の企業規模はピンキリです。

大企業という括りよりは上場企業の括りの方が厳しいですが、それでも大企業は0.3%しか存在しません。

0.3%のうち0.09%が上場一部というわけですね。

 

なので、中小企業は全企業の99.7%です。

中小企業は当然従業員数が少なくなるので、中小企業で働く割合で見ると約70%程度です。

大多数は中小企業勤めということになるのです。

 

まとめ

  • 上場企業:株式を公開し、証券取引所で株を売買可能にしている会社。上場するには厳しい審査がある。全企業のうち0.09%にあたる。
  • 大手企業:その企業が属する業界の中でトップクラスの企業(殆どは上場企業であり、大企業でもある)
  • 準大手企業:その企業が属する業界の中で準トップ~中堅の企業(殆どは上場企業であり、大企業でもある)
  • 大企業:資本金3億以上、従業員数300人以上の会社(製造業の場合)。全企業のうち0.3%にあたる。
  • 中小企業:大企業の基準以下の企業。全企業のうち99.7%にあたる。

 

 

 

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