どうも、RyeChemです!
今回の記事は【就活四季報:企業データ編~労働待遇は失敗しない就活の最重要項目】です。
就活の初期段階で非常に強力なツールとなり得る“就活四季報”!
就活は時間との闘いであり、限られた準備期間中に効率的かつ効果的な調査が欠かせません。
そのために、“就活四季報”は相当便利なモノです。
この記事で紹介する“Part3:企業データ”は特に時短に効く項目です。
膨大な時間がかかる企業選びをぎゅっと短縮しちゃいましょう。
“就活四季報”の見方・ポイントの全体像に関してはコチラの記事に
【就活攻略】初期段階の定番“四季報”の必見ポイント徹底解説~周りの就活生に差をつけろ~
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“就活四季報”の企業ページの見方
さて、本題の“就活四季報”の見方・ポイントに参ります。
就活四季報には下記のように各企業のデータがまとめられています。
大まかに『就活概要(左上)』・『実績(左下)』・『企業データ(右側)』が記載されてます。
今回の記事では右側の緑枠内にある企業データに関して解説していきます。
就活四季報:企業データ(右側緑色部分)
今回の記事では企業データに絞ってとことん解説していきます。
企業データは企業選びの肝となるデータです。
これらのデータは会社HPでも調べることが出来ます。
ただし、1つ1つを調べていては貴重な時間が消し飛びます。
ここで、“就活四季報”を使うことにより価値ある時間の節約、時短になります。
企業データにおけるポイントは1つ。
ポイント
- 労働条件・待遇(給与カーブ/有給・残業状況等)←最重要!
労働条件・待遇欄のポイント
企業データで大切なのは“労働条件・待遇”です。
まず認識すべきは、私たちが仕事をする最大の理由は“お金を得る為”だということ。
『やりがい』や『好きなこと』という理由で仕事する方も少なからずいるでしょうが、それだけでは生活していくことはできません。
無給になっても続けますか?給与が十分に得られなくとも続けますか?
殆どの人の答えは『No』でしょう。
加えて付け加えるなら、転職者に多い理由の1つとして『労働条件・待遇』という事実があります。
さらには有給取得率や残業時間はワークライフバランスの大切な要素です。
お金を得るのが仕事の最大の目的と言いましたが、自由がなくては大金を得ても意味がありません。
大切な家族と過ごす時間の確保、適度に働きリフレッシュできる待遇。
このことから労働条件は仕事をする上で最重要視しなければいけない項目というのが理解できるでしょう。
コチラに労働条件・待遇に関してあれこれ記述してますので、興味があれば。
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さて労働条件・待遇項には『年収(給与カーブ)』・『残業時間』・『有給・休暇』が記載されてます。
それぞれ解説していきます。
年収(給与カーブ)
労働の対価としての給与。
多くの人が企業の年収を調べては妄想を膨らませると思います。
ただし、就活四季報に記載されている年収を単純比較して企業を選ぶのは危険です。
という趣旨の記事を既に記載しているので、興味があればコチラを。
【就活】“就活四季報”の年収だけで判断NGな4つの理由
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簡単に要約すると、
- 社員の平均年齢を考慮しないとダメ
- 残業時間で盛ってる可能性があり、基本給は高くないかも。
- 社員の構成割合(総合職・一般職)の違い
- 成果給のウェイトが高くて、年収に個人差があるかも。
年収は業界内でも差はありますが、一定水準の会社規模になってくるとそれほど大きく年収に差異はなかったり。
給与の大小は業界に大きく依存する傾向にあります。
業界を問わない方は給与面で業界選びをしてみるのも面白いと思います。
私の場合は化学専攻で化学の道が当然だと思い込んでいたので、当時その発想には至りませんでしたが。
理系は道が絞られてしまう側面もありますので、文系の方が自由度は高そうですね。
残業時間
次は『残業時間』に関して。
残業による年収の増減は年収の項目で紹介した記事に記載してますので、興味があればそちらを。
多くの学生にとっては残業時間はブラック企業か否かの指標として見ることが多いと思います。
なので、ここではブラックかを判断する指標としての残業時間という観点で解説します。
結論から言えば、個人的には企業の平均残業時間30h超えたらまあまあ大変。
平均残業時間40hの企業があればブラック気味。
出勤日数は月20日程度なので、単純に残業時間40hであれば毎日2h残業ですね。。。
ここで知っておくべきなのは社内でも部署によって残業時間は異なってくるということです。
例えば、製品の移り変わりが激しくスケジュールがタイトな部署であれば平均残業時間30h。
事務関係の部署であれば平均残業時間10h。
経理で四半期の末になると多忙になり月によって10h~30hを変動し、平均残業時間20h。
例示は適当ですが、このように部署によって傾向はありますが、外部からは分かりません。
就活生がここから意識すべきは、平均残業時間±20hぐらいは部署によって変動する可能性があることです。
つまり、平均残業時間40hだから~と思っていたらハードな部署に配属されて残業60hなんてのもありえます。
そして、個人的には残業する時間は無駄だと思っているので、やはりブラック企業はお勧めしません。
無駄だと思う理由を簡単に列挙しました。
- 残業で得る金銭より、時間をスキルアップに繋げて転職・副業で収入を増加させる方が圧倒的に良い。
- 残業は金銭を得ても自由を失い続ける。
- 残業になれると単純に時間に対する意識が薄れて、仕事が遅くなる。
有給取得と休日数
有給取得数(率)に関しては10日/20日(50%)あればまあ良しです。
1桁だと自由に取りづらいのかなと疑念が生まれてきますね。
休日数に関しては完全週休2日の年間休日120日を意識してみましょう。
完全週休2日であれば大体土日休みのサイクルが確保できます。
また年間休日120日は、土日休み+祝日を考慮すると大体120日です。
その他
その他の項目に関してざっくり説明します。
従業員構成
右側部分の中部には従業員構成(男女比)等も記載されています。
大企業になると社内婚もかなり多いですから、男女比も重要かもしれませんね笑
売上高など
右下部分には会社の売上高推移や株価推移などが記載されています。
この点は会社の就活ページや有価証券報告書を見た方が流れが分かって良いと思います。
さらっと目を通して、会社が成長し続けているか否かを判断するのはアリですね。
まとめ
“就活四季報”の企業ページ右側部分には企業データに関する事が記載されている。
- 給与は仕事する最大の理由であり、満足な水準の給与を得られる企業を目指そう。
- 残業時間は仕事とプライベートのバランスに大きく影響。ブラック企業はダメ。
- 休日項は完全週休2日の年間休日120日を目安に考えよう。