どうも、RyeChemです!
今回の記事は【就活対策:スムーズな回答が可能に!面接官の深掘り質問“STAR”を解説!】です。
一次面接、二次面接、最終面接など“面接”は選考の大部分を占めるため、面接対策・攻略が非常に就活では重要です。
面接を攻略する上で非常に大切な項目の1つとして“スムーズな回答”が挙げられます。
どんな質問に対してもスムーズに回答できる学生は“自己分析”の完成度が高く、自身の回答に自信があります。
そのため、スムーズに回答を行うことは内定への強力な手段と言え、今記事では面接官の深掘り質問である“STAR”を紹介します。
今回の記事はこんな人にオススメ!
- 就職活動中の学生
- 面接対策(特に応答面)に悩んでいる方
- 将来的に就活を控える学生
Contents
面接時にスムーズな回答を行うためのコツは?
面接時にスムーズな回答を“できる学生”と“できない学生の差“は主に3つあります。
- 自己分析の完成度の差
- 面接官からの想定質問に対する熟考の差
- 面接慣れの差
自己分析の完成度
自己分析(理解)が進んでいる学生は、自身の特性を熟慮しています。
そのため、想定外の質問が飛んできたとしても、「自分ならこうだ」と迅速かつ自信をもって回答できます。
また、ESに記載したエピソードに関しても、まるで今体験したかのようにすぐ記憶を引き出すことができます。
そのため、スムーズな回答に結びつき、容易に可能にするのです。
就活は良く自己分析が大切と言われますが、その所以は“応対力”と“説得力”にあります。
これらは面接で確実に評価される項目であり、内定を大きく引き寄せることができます。
常に自問自答を繰り返し、自分を知り、過去の経験を何度も振り返ることが重要です。
面接官からの想定質問に対する熟考
面接前には多くの学生が一人で、または複数人で面接練習をするでしょう。
その中で、面接では質問を想定し、スムーズに回答できるよう前もって準備しておくのが基本です。
その想定質問の幅や深度は各学生によって大きく差が見られます。
やはり、想定質問を広く、深く熟考している学生は基本的に周囲の学生よりも明らかな優位性があります。
特に一次面接ではエントリーシートに沿った基本的な質問が来る傾向にあるため、質問の想定難度が低いです。
そのため、しっかり質問対策をやるか、やらないかで大きな差を生みます。
加えて一次面接は、書類選考(文章上)では絞り切れなかった学生を大きくふるいにかける場でもあるため、一次面接を通過することで大きく内定に近づきます。
面接慣れ
現環境はリモート環境が整備され、多くの企業がWeb面接を導入しています。
特に大企業では面接に割く労力が非常に大きく、Web面接は企業にとっても大きな恩恵をもたらしています。
一方、学生側にとってもWeb面接は大きな恩恵があります。
『覚えるマナーの減少』、『移動時間の短縮』、『受けられる面接数の増加』そして『緊張度合いの減少』などです。
Web面接が主体となり、画面越しなので、直接対面するよりは緊張度合いは軽減されています。
しかし、緊張しやすい上がり症の学生には人生を決定しうる“面接”というプレッシャーを受け止め切れない一面もあります。
面接は“慣れ”によるところも大きく、場数を踏むことが簡単な解決策です。
面接官の深掘り質問“STAR(行動面接)”を知り面接対策を
自己分析や面接慣れに関しては、あまりテクニックが及ぶ範疇ではないので今回は割愛します。
今回の記事では『面接官からの想定質問』に焦点を当てて、スムーズな回答を身につける術を解説します。
面接官からの質問を想定する上で鍵となるのが“STAR(行動面接)“です。
STAR(行動面接)とは?
STAR(行動面接)とは候補者(学生)に対して、過去の行動を深掘りすることにより学生の本質を見抜き、互いにとってのミスマッチを防ぐ手法の事です。
本手法は規模の大きな会社ほど取り入れられる傾向にあります。
なぜならば、大手企業・優良企業では応募学生の数が非常に多く、中にはネームバリューのみを求めた応募を行う学生もいます。
日系企業の多くは入社した新入社員に対し、企業のDNAを受け継ぎ、将来的に基幹業務に携わることを期待し育成します。
いわば日本に特有の終身雇用の形態です。
その形態の中で、互いにとってのミスマッチがあれば、社員は“育成途中での転職”や“生産性の低い不良社員化”してしまいます。
近年、早期退職を募る企業がニュースで目に付くようになったのは、生産性と報酬が見合わない社員の増加による一例です。
つまり会社は育成にかけたコスト(時間・金)を無駄にすることになり、多大な損失を被ることになるのです。
そのため、面接官の使命は質問により学生の上辺だけの仮面を剥がし、本質を見抜くことが求められています。
その本質を見抜く手法が“STAR”となります。
ポイント
逆に言えば、学生側は本手法である“STAR”を熟知することで面接官の質問を想定でき、スムーズな回答を可能にします。
STARの4項目
では“STAR”の詳細を解説していきます。
“STAR”は“状況”、“役割”、“行動”、“結果”の4つの項目の英語頭文字を取った略語です。
STAR(行動面接)
- 状況:Situation
- 役割:Task
- 行動:Action
- 結果:Result
“STAR”の手法は上記4つの項目を候補者の回答(過去の経験)に対して、深掘りすることで候補者の深層へ近づくものです。
STARの具体例
では、学生の体験に焦点を当て、実際の面接の則した形でSTARの具体例を紹介していきます。
質問のお題は『学生時代に頑張ったこと』としましょう。
学生は『サークル活動/アルバイト/研究室』で頑張ったことを伝えたとします。
状況:Situation
- なぜそこに所属したのか?そのきっかけや動機は?
- その所属団体の規模はどの程度か?他と比較して大きい方か?
- その団体の目標・ゴールは設定されているか?何か?
- どのような活動を日常的に行っているのか?
- その団体が抱えていた課題はあるか?
- その団体の強みと弱みはあるか?
役割:Task
- あなたはその団体の中でどのような役割を担っていたか?
- その役割を担おうと思った動機は何か?
- その役割を担うことになったのは自らか?他薦か?
- その役割はどういったことをするのか?
- その役割を担当する人数は?
- その役割で目指す目標はあるか?
行動:Action
- 役割を担当して工夫したことはあるか?
- 現状を改善するために主体的に取り組んだことはあるか?
- どんな目標・目的をもって行動したのか?
- 工夫・改善を導入することによりどんな効果が得られたか?
- 成果を得るうえで困難だったことは何か?
- 障害に当たった時にさらにどんな要素があり、どんな行動をとったのか?
結果:Result
- 最終的に得られた結果はどうだったのか?
- その結果が得られた一番の要因は何だと思うか?
- 結果に対する自己評価はどのようか?
- 得られた結果に対して改善点・反省点はあるか?
- 結果を踏まえて同じ状況に陥った時にはどうすればよいと思うか?
- 成功体験を経て今後つなげていくことはあるか?
- 失敗体験を経て自分には何が足りず、何を改善すべきか?
エントリーシートの内容は全てSTARまで想定しよう
さて、STARの具体例を見て頂いてどうでしたか?
ポイント
学生が想定する質問は、『行動(Action)』に集中しがちです。
ただし、目線を広げれば『状況』・『役割』・『結果』など様々な質問が想定できます。
自身のエントリーシートに記載したエピソードは間違いなく一次面接では必出の質問項目になります。
つまり、自身のエピソードをSTARの具体例に照らし合わせて質問を想定できれば、事前準備としては完璧と言えます。
上述の具体例を対策していくことで、間違いなくスムーズな回答は可能となります。
想定質問に対して1つ1つ回答を用意する作業は非常に労力を要することでしょう。
しかし、今後の人生を大きく決定しうる就活という期間は死に物狂いで取り組んで損することは絶対にありえません。
学生期間より長い社会人期間ですから、自分が納得し笑って日々を過ごせるよう就活に全力を注ぎましょう。
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