どうも、RyeChemです!
今回の記事は【就活:面接の流れ“3つのフェーズ”と合格通過判断のタイミング】です。
学校のキャリアセンターの利用やネット情報の収集により面接官から基本的に何が聞かれるかを知ることができます。
一方、面接の実際の流れは、実際に受けてみないと分からない側面が多く、各社雰囲気や質問内容も異なります。
そのため、何回か企業面接を受け、自分なりの面接感を掴むのが一般的な学生のやり方です。
ここでは、事前に面接の流れを掴んでもらうため、一般的な面接の進行と面接官が合格通過判断を行うタイミングについて解説していきますよ!
今回の記事はこんな人にオススメ!
- 就職活動中の学生
- 面接の流れを知りたい方
- 将来的に就活を控える学生
Contents
就活面接の一般的な流れは?
就活面接の流れについて解説していきます。
就活の面接は一次、二次、三次…、最終と何度も行われます。
就活選考の中で、最初の選考である書類選考の後は面接がメインとなるため、その選考比重はかなり大きなものです。
つまり、面接を制することで就活選考を制し、内定を勝ち取ることができます。
就活面接の“3つのフェーズ”
就職活動における面接では一般的に“3つのフェーズ”があります。
これは多くの場合、一次・二次・三次…に関わらず同様です。
そのため、“3つのフェーズ”を知ることで、面接慣れをしましょう。
フェーズ0:開始前情報(履歴書など)
本フェーズは学生側には直接関係ある段階ではありません。
ただし、提出した履歴書、ESおよび学業成績書から既に選考は始まっていることを理解しておくと良いでしょう。
面接官側は提出された書類に目を通し、ここでバイアスがかかることになります。
バイアスとは、“先入観”のこと。
出身大学や学業成績、記載された履歴書・ESの内容などにより、です。
バイアスとは別に、書類を目に通した面接官は来たる面接に備え、多くの質問事項を考えます。
面接官の質問事項は“STAR(行動面接)”により、学生がひた隠しにする本質を見抜くことになります。
※STAR(行動面接)に関してはフェーズ2項目で解説(リンク)
フェーズ1:始めの1分間(アイスブレイク)
次に“フェーズ1:始めの1分間”です。
多くの場合、面接の開始1分間では面接担当者である人事が、学生の緊張をほぐすためのアイスブレイクタイムを設けます。
アイスブレイクとは緊張した固い空気をほぐすことを指し、雰囲気や各人の心を氷に例え、文字通り溶かし壊す事を言います。
この期間中には各人の趣味など軽い自己紹介を行い、やりとり自身は面接の採用評価には全く影響しません。
ただし、面接官は“応答”自体は評価しませんが、『どんな学生であるか』といった印象はここで持ちます。
書類選考上では分からない学生の人物像をようやく明らかにするわけです。
フェーズ2:残りの時間
最後に“フェーズ2:残りの時間”です。
残りの時間とは、面接試験本番の中での応対になります。
ここでは、書類選考で記載した内容を基にガクチカ等の“人物面接”や研究内容等の“技術面接”などが執り行われます。
面接官が事前に備えた質問群“STAR(行動面接)”で自分を着飾る学生の仮面を剥がし、本質を見抜いていきます。
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就活面接中における面接官の合否判断タイミング
さて、面接の流れは上述した“3つのフェーズ”で成り立っています。
学生が実際に関与するのは“2つのフェーズ”ですが、各段階で採用担当者側の学生に対する心象を公開していきます。
面接官側の目線に立つことで、学生はより面接官に寄り添った回答を行うことが可能になります。
採用基準を知ることが出来れば、面接をより有利に進めることができますね。
学生に対するバイアスがかかる面接準備段階(フェーズ0)
学生が提出した書類に目を通した面接官は学生に対するバイアスがかかります。
面接官は公平公正に学生を評価すべきですが、判断する面接官は人間です。
そのため、対象学生が高学歴であれば優秀に感じ、IF(インパクトファクター)の高い雑誌に論文投稿を行っていれば素晴らしい研究を行ってきた、と思うのが通常の反応です。
このように、面接前の準備段階である程度の優劣は感じてしまうのが本音です。
言ってしまえば、書類選考時点で優秀な成績・実績を備える学生が有利には働けど、不利に働くことは絶対にありません。
成績や実績は学生がそれまでの人生で歩んできた努力の証です。
勿論評価対象であるべきで、“学歴”が高い学生は優秀な傾向にあるのは“事実”です。
本来、学生自身が強く熱望する将来のビジョンがあれば、自発的に夢に向かって努力するでしょう。
自然と“他者と差別化できる内容”を有することでしょう。
しかし、焦ることはありません。面接の内容次第でいくらでもひっくり返すことが可能です。
フェーズ0の時点で“飛びぬけた学生”というのは殆どいないからです。
だからこそ、まだ就職活動までに期間があるなら少しでも早く将来の明確なビジョンを固めて、理想に向かい努力しましょう。
実は印象面で大事なアイスブレイク(フェーズ1)
学生の緊張をほぐし、出来る限りの能力を発揮してもらうために存在するアイスブレイクタイム。
ポイント
アイスブレイクタイムの応答、言葉遣い“自体”は評価対象ではないのですが、実は選考上、一番重要な時間なのです。
面接評価の性質上、短い時間で学生を評価しなければなりません。
そのため、フェーズ0で面接官が書類を閲覧し、学生のイメージを形成します。
フェーズ1のアイスブレイク中の1分間で面接官はフェーズ0で形成したイメージを改変させていきます。
つまり、学生の人物像は最初1分間までに“印象面”という評価により大きく形成されてしまうのが実情です。
初対面の人と会ったとき、1分間も言葉を交わせば、その人物の為人をなんとなく察することでしょう。
特にアイスブレイクのような面接形式ではない、リラックス状態からの通常の会話で“コミュ力”は面接担当者なら容易に判断できます。
就活の選考の中で、特に一次面接は候補者である学生を一気に絞る段階でもあります。
その中で、一般的なビジネススキルとして必須級の“コミュ力”はとても容易に学生を選別できる項目となります。
学生側からすれば、就活が開始してしまえばフェーズ0はなかなか大きく底上げすることができません。
よって、アイスブレイクの応対により一気に“印象良く”することが学生が面接通過率を上げるコツと言えます。
本面接は面接官がイメージの裏付けを行う時間(フェーズ2)
さて、フェーズ1のアイスブレイクが“印象面”を形作る上で最も重要と説明しました。
はてな
では、学生が最も意識する本面接の時間は面接官にとってどんな段階なのでしょうか?
基本的に、面接の時間は学生が考えるほど事実・結果というのはあまり大切ではない、というのを頭にとどめておくべきでしょう。
例えば、部活の主将を経験し地区大会で優勝した、という事実などのことを指しています。
勿論、その結果自体は素晴らしいことですが、企業では『プロセス』を大切にします。
企業では世界市場の熾烈な競争に勝ち続けるため、強く速く結果を出すための最適なプロセスを歩む必要があるのです。
- 主将になった理由
- 地区大会で優勝できた要因
- 日頃の工夫や困難
- 地区大会優勝の結果を受けて、どう思ったか
- さらなる改善を図り、より良い結果を得るためにすべきことは?
さて、本題の回答を行うなら、フェーズ2ではフェーズ1までに面接官が形作ったイメージの補強を行う段階です。
“印象面”に加えて、合理的な思考や改善を図り、企業が事業を推進するために効果的な判断が出来るか否か、といった所です。
なので、フェーズ2では自己分析の完成度が大切であり、エントリーシートに記入する時点である程度方向性を固めなければなりません。
まとめ
- 面接は“3つのフェーズ”で構成されている。
- 実は“フェーズ1”のアイスブレイクタイムが非常に重要。
- 学生が意識する本面接時間(フェーズ2)はES時点で固めるべき内容である。