どうも、RyeChemです!
今回の記事は就活・企業選びの軸として考えるべきは〇〇!?転職理由から読み解く後悔しない企業選び。
- 就活・企業選びをどうしていいか分からない人
- 就活の軸に何を据えるべきか知りたい人
- 失敗しやすい企業選びを知りたい方
人生の大きな分岐点と言って良い就活。
学生期間より遥かに長い社会人人生が入社する企業によって左右されると言っても過言ではありません。
- プライベートの時間が持てるのか?
- 不自由ない生活を送る給与が得られるか?
- 苦痛を感じる事無く労働出来るか?
今の世の中、転職が以前よりは普遍となってはいますが…。
当然転職の事を最初から考えて、就活する訳ないですよね。
最初に入社した企業で満足できるのならそれが一番のはずでしょう。
さて、就活で一番最初にぶちあたる壁と言えば『就活・企業選びの軸』ですよね。
就活サイトに掲載されている膨大な企業群から就活期間中に受けられる数十程度の企業を選ぶのです。
無限に時間があり、全ての企業の面接を受けられるなら良いのですが当然時間は有限。
受けられる企業の数は限られています。スケジュール的にも、体力的にも、金銭的にも。
学生が良く考えがちな就活・企業選びの軸は『やりがい・専攻を活かせる』です。
ただし、これを軸にするのは結構危険な側面を孕んでいます。
『やりがい・専攻を活かせる』というのは代替可能で、どうしても企業選びに求めないといけないものではないんですね。
コチラの記事にその理由を記載してますので、宜しければ。
【意外な落とし穴!】就活・企業選びの軸に“やりがい”は『危険』な4つの理由
どうも、RyeChemです。 今回の記事では就活・企業選びの軸に関して、特にやりがいで選ぶ危険についてです。 けむぱんだ今回の記事はこんな方にオススメ 就活・転職にあたり企 ...
続きを見る
結論から言えば、私が推奨する企業選びの軸はコチラ
企業選びの軸
- 労働条件・待遇(給与面、残業時間、福利厚生など)
- 労働環境(勤務地、立地、職場関係など)
- やりがい・専攻を活かせる
この順で私は考えています。
基本的には入社した時点で替えが効かないモノを軸とすべきです。
なぜなら、そこに不満を感じた瞬間に転職しか道がなくなるからです。
Contents
みんなの転職理由は何!?実際の声から読み解く企業選び
入社した企業に何らかの不満を持ち転職した方達の意見を知れば、自然と就活の軸にすべき事柄が見えてくるでしょう。
という事で、リクナビNEXTが掲載している実際の声を基にした転職理由ランキングを公開。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)
これを見れば、労働条件・労働環境由来の理由が多数あるのが理解できると思います。
そもそも私から言わせれば『やりがい』は気持ちで如何様にも変えられるもの。
『専攻を活かせる』はアカデミックのベクトルと企業のベクトルが違うので殆どの場合一致しない。
という理由で『やりがい・専攻を活かせる』を軸とするのはかなり空虚なモノであると考えます。
以降では私が選んだ軸である『労働条件』と『労働環境』に関しての根拠を解説していきます。
企業選びの軸:労働条件(年収・残業時間)
まず、私が一番重要だと感じるのはやはり労働条件。
綺麗事は要らない。コレ本当に大事。
ポイント
皆さんは何のために働いているのでしょう?
金銭を稼ぎ、生活する、さらには日々を豊かにし充実した人生を送るため、ではないでしょうか。
殆どの人にとって仕事は金銭を稼ぐモノ
いや、やりがいの方が重要だろ!?
と思う方がいるのももっともですが、では聞きます。
給与が半分になってもその仕事を続けますか?
殆どの人は「いや、それは…。」ってなりますよね。
多くの人にとって仕事は『お金を稼ぐ』のが第一目的だという事です。
なので、その条件を第一に考えなければ本末転倒です。
そこに綺麗事は不必要です。
寧ろ、給与半分でも今の仕事を続けたいと思える業種はあなたにとって天職でしょう。
そんな仕事に巡り合えたのなら私の考えは必要ないです。きっと素晴らしい人生を歩めるでしょう。
労働条件・待遇は会社固有
労働条件は企業選びの軸の中で一番自分の希望がどうであれ変わりにくいモノです。
労働条件は会社の体質と業績によって決まり、数年程度では確実に変わる事はないです。
さらには私が携わる化学業界ではインセンティブ(成果報酬)は導入されていないのが殆ど。
製造業は基本的に年功序列の終身雇用制(日本固有の労働待遇なんです。)
自身の頑張りで給与はそれほど周囲とは差を生みませんし、製造業自体も安定が取り柄なので他業界より変化なし。
年功序列はメリット・デメリットを兼ね備えてますよね。
という事で、労働待遇を変えたければ『転職』の道しかなくなるわけです。
初めての就活で転職の選択肢はなるべく排除すべきでしょう。
転職の選択肢が出る以上、その企業選びは失敗だったということになりますからね。
労働条件が良ければ前向きに働ける
労働条件と言えば金!金!と考えがちですが、労働条件が良いと全てにおいて底上げが図られます。
年収が良ければ生活の質全体の底上げになりますよね。
残業時間が少なければプライベートの充実に時間を投じることが出来ますよね。
プライベートが充実すれば仕事に対して前向きに働けますよね。
ブラック企業に勤めて平日のプライベート時間は何もできず、休日は休息に時間を充てる…。
こんな人生で充実していると言えますか?
勿論、仕事が生きがいで年収が低くとも続けられるほどの天職であれば話は別でしょう。
ただ多くの人にとってはそう思えるほどの天職に巡り合える可能性は奇跡レベルなんです。
私も研究が好きで今の仕事内容は寧ろ自分に適していると思えます。
ただ給与が半減してでもやるか、と言われればNOです。
人生を充実させるのに仕事にそれほど重きを置いていませんからね。
ただ給与面、福利厚生など労働条件・待遇が恵まれてるからこそ、好きな研究を前向きに“仕事“として続けられるんです。
労働条件を重視しろ!⇒大手いけ!ではない
私が推奨する企業選びの軸のNo.1は労働条件です。
ただしこれは大手企業に行け!大手病に罹れ!ということではありません。
勿論大手企業であれば福利厚生は充実し、それなりに給与を頂け、制度が整っているのでブラックな所は中小に比べ少ない。
と、良い事が多いのは事実でしょう。
ただ自分のプライベートが充実する、という基準は人それぞれ。
例えば…。
- 物欲がなくて年収は低くていいから自由時間が欲しい。
- 残業多くていいからとりあえず金に困りたくない。
- とにかく一番いい労働条件のところ!!
私が言いたいのは入社してから労働条件を変えるのは難しい。
なので、自分の将来像に合わせた許容できる労働条件以上の企業に行きましょう。
という事です。
中小であっても大手に匹敵する労働条件の企業もあるでしょうし、労働条件とやりがいを満たす会社などいくらでもあります。
そもそも基準が低くて、どんな企業でも満たせる人もいるでしょう。
まずは自分の将来像を達成する為に必要な労働条件を満たす企業を選択しましょう。
企業選びの軸:労働環境
労働環境も仕事を続ける上でかなり重要な要素です。
労働環境には勤務地や職場の人間関係、環境そのものがあります。
勤務地は多くの人が気にする項目
人間関係に関しては実際配属されてみるまで分からないので、学生の方が一番気にするのは勤務地ではないでしょうか。
例えば県内就職したい、ド田舎は嫌、逆に都会は嫌…。などなど
学生の方に、企業の事をお伝えすると
勤務地の移動を伴う異動は比較的難しい。逆に同勤務地内での職場異動は割とある。
つまり、勤務地をある程度重視するのであれば配属の可能性がある県を考慮しなければいけないです。
例えば、A社には研究所が〇県、△県にあるから…。B社には研究所が◇県しかないから…。
特に大手企業・上場企業の場合には日本の各地に事業所を有しています。
そのため自分の希望の県に行ける確率は低くなりますし、その兼ね合いで決めましょう。
加えて、勤務地が多い企業ではもしかすると頻繁に転勤がある可能性もありますよね。
グローバルな企業であれば海外への出張、出向も考えられます。
持ち家を欲しいけど、転勤が…。なんてのも将来的には考えていく必要がありますよね。
環境が人の気持ちを左右する
環境の変化というものは大きなストレスとなって多くの症状を生みます。
ストレスフリーで働いてこそプライベートは充実するし、仕事に対して前向きに取り組めるのです。
仕事が好きだったはずなのに、ストレスで楽しめなくなった。今となっては嫌で仕方がない…。
なんてのはありがちなケースですよね。
結局仕事に対して前向きに取り組める要素(条件・環境)がなければそもそもやりがいを感じられない可能性も十分にあります。
人間は気持ちで大きく左右される生き物ですので、外堀を固めて前向きになれる企業選びをする事が重要だと私は考えます。
社風や風通しの良さ、なんかも労働環境の一要素。
会社の内面・本質で選ぶことが重要になって来ます。
まとめ
- 転職理由から読み解く皆が企業に求めるものは『労働条件・待遇』や『労働環境』
- 『やりがい・専攻を活かせる』は自分次第で代替可能なモノ。
- 『労働条件』は“仕事”する本来の目的と直結する企業固有のモノ。
- 『労働環境』は“やりがい”を見出すための力となるモノ。