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【働き方を知る】研究職ってテレワーク・在宅勤務できるの?現研究職が解説!

2021年11月24日

 

どうも、RyeChemです!

今回の記事では【研究職のテレワーク・在宅勤務】に関して。

 

近年、大企業では働く環境整備が整えられつつあったのに加えて、“コロナ感染症”の流行が起因し、急速に“テレワーク”が導入されていきました。

私の勤める会社でも、本社は殆ど全社員が“テレワーク・在宅勤務”の要請がなされていました。

さらには、全社員にノートパソコンが配布されているので、誰もが“テレワーク”する環境が整っています

弊社のみならず、多くの大企業では同様の体制が整っていることでしょう。

 

その中で、研究職志望の方には疑問が浮かぶことと思います。

研究職は“テレワーク”出来るのか、ということです。

今回の記事では研究職の働き方、主に近年のテレワーク・在宅勤務に関して解説していきます。

勤務状況とテレワーク・在宅勤務で行う業務内容“2点”を説明しちゃいます。

けむぱんだ
研究職の働き方状況を解説しちゃうよ~。

 

研究職のテレワーク・在宅勤務状況

リモートワーク

さて、当時の急速な環境整備には驚かされましたが、今や普遍的な働き方になったテレワーク。

テレワークができれば、時間的・生活面的な恩恵を受けることができますよね。

巷ではテレワーク論争が勃発していて、効率的である派非効率的である派が存在しているよう。

私は化学メーカーですので、やはりテレワークは若干効率が落ちるとの意見が多いように思います。

業種によって効率に差が出るのは想像に難くなく、日常的に接客・面談するような業種が効率的なのでしょう。

けむぱんだ
わざわざ相手先に出向く必要性がなくなるからね!

 

脱線しましたが、『研究職』という観点ではどうなのでしょうか。

結論から言えば、『研究職』でもテレワーク・在宅勤務はそれなりに可能、です。

 

流行時の『研究職』のテレワーク・在宅勤務状況

当時、コロナ感染症が蔓延し、日本政府も対策に対策を重ねていた時期。

あの頃は、研究員と言えども、実験の手は“ほぼ停止”し、多くの社員がテレワークを強いられました

私はその当時入社2年目~3年目でしたので、実験業務が完全にメイン。

在宅での勤務と言われても、あまりやることがなく、特許・論文漁りぐらいなものでしたね。

 

現在の『研究職』のテレワーク・在宅勤務状況

今現在は、国内のコロナ感染者数も控えめになってきており、徐々に在宅勤務が解除されつつある企業が多いようですね。

その中で、不平不満も続出しているのが、なかなかに面白い光景です。少し前まで出勤が普遍だったのに。

 

さて、現在『研究職場』でもテレワークは継続され、今後も可能性があるのか。

実際の状況をお伝えすると、『研究職』でも部分的なテレワークは有り、今後も継続するでしょう。

特に、管理職・中間管理職クラスでは実験業務自体には手を割かないので、在宅勤務が多くある状況です。

一方、若手社員の多くは実験業務がメインのため、“全て”とはいきませんが、部分的な在宅勤務は認められています。

ということで、結論を再度述べるなら、『研究職』でもテレワークは可能

そして、テレワーク・在宅勤務という働き方は認められている、となりますね。

 

『研究職』のテレワーク・在宅勤務の業務

在宅勤務業務

で、気になるのが『研究職』がテレワーク・在宅勤務で“何を”するのか。

一般に『研究職』と言えば、実験をするイメージが思い浮かぶでしょう。

ただし、企業の『研究職』では実験以外にも多くの業務を抱えています

それが理由で、テレワーク・在宅勤務が認められていることとなります。

 

実験計画の立案に係る特許・文献調査

実験計画

『研究職』が実験をするには、そもそも長期的・中期的・短期的な実験計画が必要ですよね。

実験計画の基盤を形成する1つの要素が特許や文献の調査となります。

ポイント

企業の研究では“効率的”なテーマ推進が常に求められます。

学生の頃は目の前の実験をただひたすらにこなし、結果が出ればすべて良し、のような考え方も通用しました。

しかしながら、企業では異なり、人件費やその他費用が掛かっている以上無駄に出来ないのです

 

実験を“効率的”に進めるには、やはり実験の計画そのものが非常に大切になってきます。

実験計画を立てるために周辺知識や状況の把握が必要ですが、非常に時間を要する作業。

つまり、会社でもデスクワークするこれらの時間を、テレワーク・在宅勤務で代用出来ます。

 

特許のクリアランス・出願・対策

特許作成

特許を利用した実験計画の立案は、特許の意図する技術の発展です。

しかし、特許にはもう1つ目的があり、それは発明の保護

『研究職』は研究で編み出した発明の特許出願や、クリアランス、牽制特許により競合他社と熾烈な競争を行っております

そのため、特許に掛ける時間も“研究業務”の中では大きな割合を占め、これらもデスクワーク。

テレワーク・在宅勤務中には特許に係る業務も行っていきます。

 

報告書・会議資料の作成

報告書

『研究職』のメイン業務である実験を行えば、当然結果が得られますよね。

それを報告書や会議資料に反映し、上司やさらに上の方々に共有する必要があります。

実験を実際に行っている者が、行っていない者に対しても明瞭に伝えるのは、想像以上にスキルを要するもの。

若手のうちは、報告書・会議資料の作成作業にも時間を要するので、テレワーク・在宅勤務中に行います。

 

Webセミナーの受講

ウェブセミナー

業務に必要なセミナーは率先して受講することが推奨されています。

知識なくては“閃き”が生まれず、研究推進のために知識は必須級だからです。

最近では、セミナーの形態も変化しており、『Webセミナー』が主流となりつつあります。

基本的にセミナーは長時間開催されるものが多いので、業務時間の大部分をセミナー受講することもあります。

その場合には、残り時間を在宅でできる業務で埋めて、最初から出勤せずに在宅で、ということもあります。

 

その他テレワークに関して

『研究職』の主業務は、特に若手にうちは実験業務がメイン

テーマ推進の計画に支障がない場合に、テレワーク・在宅勤務が可能です。

ポイント

ただし、“研究職場”は多くの大手化学メーカーでフレックス勤務制が導入されています。

なので、基本的に『研究職』は元々働き方に対しては、かなり柔軟であると言えます。

テレワーク・在宅勤務にも、この職場風土が反映されている一面があります。

例えば、長期出張の後なのでとか、病気後の病み上がりとか、微妙なケースでも在宅勤務を許可してる職場もありますね。

けむぱんだ
化学メーカーは比較的ホワイト企業が多いのも理由としてあるかもね~。

 

まとめ

  • 『研究職』でもテレワーク・在宅勤務は導入されており、利用可能。
  • 『研究職』の業務は“実験だけ”ではなく、その他デスクワークも多く存在するので、その代替として在宅勤務可。
  • 研究職場は元々フレックス勤務も認められている企業も多く、元々柔軟な働き方が可能。

 

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