化学・研究職 仕事関係

【研究職の入社前後イメージ】“大学”と“企業”研究の差異を現研究職が解説!

2021年1月19日

 

どうも、RyeChemです。

今回の記事は【企業とアカデミックの研究目的の違い】に関してです。

 

けむぱんだ
今回の記事はこんな方にオススメ

  • 理系で研究職志望の方
  • 将来の仕事に研究職vsその他で迷っている方
  • 企業の研究に関して詳しくなりたい方

 

企業での研究が実際にどう行われているのか、外部から知る機会は殆どありません。

  • 大学・大学院で研究室生活を送っていた時の企業の研究のイメージ。
  • 就活中に抱いた研究のイメージ。

入社後の企業の研究に対するイメージはかなり大きく異なるものでした。

 

実際に企業の研究職として日々を送る私が、イメージの違いについて解説します。

就活・転職で入社した後に違和感を抱かぬように、役立てれば幸いです。

 

外部からのイメージ

外部からのイメージ

私は大学院で有機化学を専攻し、いわゆる “The アカデミック” な研究を行っていました。

企業でも研究を仕事にする以外に、興味がなかったため、研究職という道を選びました。

皆さんは企業の研究、研究職に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。

 

在学中の研究室生活時のイメージ

私は就活時期になるまで、殆ど将来に関しては漠然としか考えていませんでした。

基本的には研究室生活と同様に黙々と日々実験をこなしていくイメージを持っていました。

実験が主業務になると考えていたので、残業も多いだろう、と考えていました。

 

就活時のイメージ

研究室生活を送る中で、漠然と考えていた企業の研究職像でしたが、就活時には少しは明瞭になりました。

化学メーカーでは企業が行う研究は非常に多岐に渡ること。

特に新規素材を生む、合成研究が全てではない、というイメージを強く持ちました。

また、アカデミックよりも高度な研究を実施している印象は勝手に持っていました。

後は何よりもチームでテーマ推進をしていること。

 

企業の研究に対するイメージ

  • 新規探索研究のみではない
  • アカデミックの研究よりもさらに高度
  • 単独ではなくチームで業務を推進

 

入社後の研究職のイメージ

研究職のイメージ

端的に、入社前後で異なっていた研究職のイメージを書き連ねます。

  • 企業の研究は必ずしも最先端・高度な研究ではない。
  • 研究職の研究種別、研究業務以外の仕事が豊富。
  • 研究職でも残業時間は管理され、化学メーカーは非常にホワイト。
  • テーマ規模にもよるが、基本は複数人で組織されたテーマ推進。

 

企業の研究は結構地味

アカデミックの研究では、基本的に学問の追求を目的とするため、常に新規を追い求めます。

その傾向もあり、大学・大学院で行われる研究は非常に高度かつ最先端の研究であることが多いですね。

また、企業や機関と共同研究が行われる研究室も数多くあります。

学生が参画するため、特にレベルの高さを意識しませんが、考えている以上に高度な研究に携わっています。

勿論、所属している研究室にもよりますが…。

 

研究の種類と業務が豊富

企業の研究は主に、『新規探索研究』・『改良研究』・『プロセス開発』に分類できます。

それ以外にも分析研究機構解明なども研究の大きな仕事ですね。

つまり、学生時代に行っていた単一の研究以外にも様々な研究の種別があります。

学生時代に想像する研究は自分が現在携わっている研究を強くイメージするでしょうから、異なる研究に配属されれば、違和感を覚えるかもしれませんね。

 

加えて、研究職と言えど“実験業務”だけがすべてではありません

特許関係、資料・報告書作成、取引先との会議など想像以上に豊富です。

企業によって研究職が行う業務範囲は異なるでしょうが、想像する以上に豊富と考えてよいでしょう。

 

研究職はホワイトで残業時間は少ない

学生時代には、特に有機化学系の研究室出身の方は朝から晩まで実験。

時には夜通し実験したり、週休1日が規定で、休日0なんてこともあるでしょう。

非常に実験が絡めばブラックな印象を受けることでしょう。

しかし、実際には真逆であり、比較的ホワイトです。

企業で行う研究は非常に効率的かつ、無駄を極限まで減らします。

実験を行うにも根拠を持って行い、生産性の低い実験計画は却下されます。

その副産物として、学生の時のような無理な実験スケジュールは組まれません。

しかし企業では、特に大手になればなるほど、従業員の残業は厳重に管理されています。

企業では何を行うにしても、利益の追求が第一ですから、人件費が嵩張る残業は負担と言えます。

規定労働時間にすべきことを確実に終わらせる、効率的な業務推進を図るのが当然。

残業が評価され、生産性の低い労働をしている企業は時代の流れに取り残されることが必然。

 

チーム意識が非常に高い

基本的には、各個人が単身で業務を行うより組織化された集団が業務を行う方が効率的です。

企業ではこの傾向が非常に強く、業務推進には必ず組織で取り組みます

得手不得手、仕事の進捗により他者を協力する姿勢が非常に大切です。

その中で、報告・連絡・相談のいわゆる“ホウレンソウ”が重要ですね。

ポイント

研究はコミュニケーション能力がなくてもできる、なんてのは幻想で、むしろコミュニケーション能力が重宝される仕事です。

他社の人間ともかかわる機会はありますので、苦手な方は改善する意識を持ちましょう。

 

まとめ

企業の研究に対する外部からのイメージとは異なる部分が非常に多い。

  • 企業の研究は必ずしも最先端・高度な研究ではない。
  • 研究職の研究種別、研究業務以外の仕事が豊富。
  • 研究職でも残業時間は管理され、化学メーカーは非常にホワイト。
  • テーマ規模にもよるが、基本は複数人で組織されたテーマ推進。

 

 

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