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【面接官が教える】エントリーシート(ES)の評価項目と通過基準

2022年5月2日

 

どうも、RyeChemです!

今回の記事は【面接官が教える:エントリシート(ES)の評価項目と通過基準】です。

 

就活の最初の関門であるエントリーシート(通称:ES)。

このエントリーシートの通過率を上げることが、内定数ひいては第一希望内定率の底上げに直結します。

そのため、エントリーシートで自身の価値を最大限にアピールすることが大切になります。

そこで、実際に企業の採用活動に携わった私が、本記事でESの“評価項目”と“通過基準”を解説します!

 

けむぱんだ
新卒採用の外部講習を受講、若手研究員として面接官経験有の私が解説!

今回の記事はこんな人にオススメ!

  • 就職活動中の学生
  • エントリーシートの書き方に悩んでいる方
  • 将来的に就活を控える学生

 

エントリーシート(ES)の評価項目と通過基準は?

まず初めに、本記事の主題であるエントリーシートで評価される項目に関して解説していきます。

エントリーシートで見られる主な要素は以下の3つとなります。

ESの評価項目

  • 学歴・学業成績
  • 特筆すべき能力・経験
  • 文章構成

ポイント

特に、最後に紹介する『文章構成』の項目に関しては、皆がすぐに対策できるので要注目!

 

学歴・学業成績

ESの学歴・学業成績

必ずエントリーシートでは『学歴・職歴』の項目があり、学業成績も提出します。

必ず存在するということは評価対象の裏付けであるとも言えます。

まず、理解すべき大前提は、学生の本分は“学業”だということです。

学歴も学業成績も本分に直結する項目であるため、当然評価対象となります。

 

目前の物事に真面目に取り組めるという評価

会社で仕事を行うのが当たり前であるように、学生は勉学を行うのが当たり前なのです。

一度、皆さんの周りを見渡してみてください。

当たり前のことを“継続”して、“真面目に”取り組み続けられる人間が案外希少な存在であることに気づくでしょう。

会社に入れば、目の前の業務を約40年取り組み続けることになります。

採用側から見れば、そんな当たり前を真面目に継続できる能力を持つ人間を大前提として欲します。

そこで、学歴・学業成績の高さから『目の前の物事に真面目に取り組める能力の高さ』『継続力の高さ』を推し量るのです。

もちろん、学歴・学業成績だけが人物の能力を表す指標ではありません。

ですが、本分である学業に怠慢な学生に対して、「業務であれば真面目に取り組むだろう」と信じるのはリスクがあります。

少ない採用活動の中で、企業側が学生の本質を見抜くのは難しいため、“学歴”という長い学生生活で築いた“努力の履歴”を指標にするのは至極まっとうなことと言えます。

 

日本は海外よりも幾分マシですが、『学歴社会』だという事実には変わりありません。

ポイント

基本的に大手企業への内定者は難関大学出身であることが殆どという事実を知るべきでしょう。

希望する企業の採用実績は“四季報”を通じて確認することが出来ます。

「出身校が採用実績があるのか」「内定者のレベル感」を確認しておくのも良いでしょう。

就活四季報で就活攻略:採用・配属実績編
【就活四季報】Part2:後悔しない企業選びの為には“ココ”を見ろ!~実績項目編~

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けむぱんだ
でも、安心してね。どんな大手でも難関大以外出身の採用者もいるのが四季報で確認できるから!そんな内定のコツを後述してるよ!

 

大学・研究室が持つ企業へのパイプ・コネ

学歴の番外編的な立ち位置で、『研究室のパイプ・コネ』の存在があります。

大手企業ではアカデミック研究の先端技術を利用した『共同研究』による製品開発も盛んに行っています。

共同研究先の研究室で専攻する学生は、当該企業の研究と“非常に近い専門性”を有することになりますよね。

これはある意味、他の学生よりも優位性を持つことになります。

また、中堅企業においても、特定の大学・研究室から多く当該企業で活躍する先輩が存在する場合には『強いパイプ』を持つことになります。

他にも、地方の有力企業は地元の難関大学からの採用が多い傾向にあるなど、“繋がり”は少なからずあります。

なので、大学や大学院、研究室などは企業の動向を考慮した選択が大切になる一面もあります。

大学院・研究室などは編入により現役入学するよりもロンダリングする方が一般的に容易なので、少しでも上を目指したいなら遠慮なくキャリアアップすべきだと思います。

 

特筆すべき経歴・能力

ESの能力・経歴

次に、紹介するエントリーシート上の項目は『特筆すべき経歴・能力』です。

特筆すべき経歴・能力の一例を以下に挙げます。

特筆すべき経歴・能力

  • 留学経験
  • 他言語話者
  • TOEICハイスコア(800点以上)
  • 論文投稿
  • 受賞経験など

 

言語能力はかなり大きな強みになる

基本的に大手企業はグローバル企業なので、他言語能力は明確な評価対象です。

ポイント

既に実践レベルの能力であれば高評価、TOEIC(英語)は800点以上であれば評価されるイメージで考えておきましょう。

 

TOEIC600点レベルだとESに記載しない方がいいって本当かな?

TOEICのスコア水準が低い学生が見栄えのために“あえて記載しない”選択を取る方がいます。

しかし、これはあまり意味がないことです。

理由としては、以下2点が挙げられます。

  • グローバル企業で英語を重視する採用方針であれば、指標の1つであるTOEICスコアを有しないのはマイナス評価だから
  • 重視しない採用方針であれば、ハイスコア以外は評価されないから
けむぱんだ
化学業界では、TOEIC800点以上のスコアであれば日系グローバル企業で評価されるね。

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学生時代に成し遂げた受賞歴は評価される

言語能力以外にも、学生時代に成し遂げた受賞歴なんかは評価されます。

例えば、論文投稿や学会発表の受賞歴、コンクール等の受賞歴などが挙げられますね。

学生時代に明確な目標を有して、他者には到達しえなかった成果を挙げたことは確実に評価されます

もし、あなたにそんな実績があるならば前面に押し出すべきです。

 

文章構成

ESの文章構成

さて、最後に紹介するのは『文章構成』になります。

特に注目すべきはこの項目になるのですが、理由としては簡単に対策可能だから、です。

学歴・学業成績や特筆すべき経歴・能力は大抵の場合、学生時代の不断の努力によって成り立つため、短期間での底上げは難しいです。

しかし、ESの文章構成に関しては、ポイントをつかめば簡単に周囲の就活生に差をつけることができます。

 

構成を変えるだけで文章が理解しやすい

文章構成によるメリットは主に3点あります。

  • 文章を読みやすい
  • 要点を掴みやすい
  • 読み手に抜けなく理解してもらいやすい

企業の採用者担当は応募者(学生)のESを大手の場合には全体で何千、何万と読むことになります。

その中で、文章構成が滅茶苦茶で理解しにくいESが弾かれるのは理解に難くないでしょう。

ただ、ESを書く際に文章構成を改めるのは短時間で改善可能ですし、通過率も大きく底上げ可能なため、非常にコスパの良い項目となります。

エントリーシートの書き方の基本“PREP法”
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十分な自己分析とエピソード選定により強い説得力を

文章構成が改善されても、自己分析と裏付けとなるエピソードの根拠が弱ければ、効果は減少してしまいます。

文章の枠組みが出来ていても、内容がスカスカでは意味がありません。

  • 自己分析とエピソードが合致しているか
  • 多くを語れるエピソードか
  • 自身の理解度が十分なエピソードか

上記3つの点は抑えておくべきでしょう。

 

“強み・弱み”の書き方に関しては、コチラを参考に。

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“ガクチカ”の書き方・選び方に関しては、コチラを参考に。

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