どうも、RyeChemです!
今回の記事は【公害防止管理者:過去問中心の勉強法の注意点と対策】です。
公害防止管理者は化学系資格の中でも難関の部類で、最大の壁は膨大な暗記を要することです。
そのハードさから、一発合格率は大気1種(全6科目)が約5%、水質1種(全5科目)が約10%です。
ただ、科目免除制度が存在し、部分合格した科目は3年間有効となることから、最初から複数年計画で合格を目指す人もいます。
しかし、資格勉強は大変なのでできれば1発で終わらせたいですよね。
また、本試験は科目間で重複する内容もあるので、一回で済ませた方が効率的と言えます。
今回は、公害防止管理者試験の、特に多くの人が行う過去問中心の勉強に関して解説します。
- 公害防止管理者を受験する方
- 分厚いテキストをただ暗記するのが苦手な方
- 過去問中心で勉強するのが好きな方
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Contents
公害防止管理者試験の特徴と過去問勉強のススメ
上記に掲載の記事リンクから公害防止管理者試験に関する情報を併せて確認ください。
今回の記事では『過去問中心』の勉強法にフォーカスするため、まず本試験の特徴を解説します。
公害防止管理者試験は市販の参考書1冊では不十分
一般的に、他の化学系資格及び多くの一般的な資格では参考書1冊で事足りる場合が多いです。
対して、公害防止管理者では市販の各出版社が販売する薄い参考書1冊だと範囲のカバー率が低く合格水準に至るのは難しいです。
そのため、産業環境管理協会が販売する公式テキストを使う必要性があります。
ただし、無機質で味気なく、膨大な文章量の前に心が折れるので、各出版社からの参考書でまずざっくり理解してから臨むのが効率的。
それでも嫌気が差すのがテキスト勉強法であり、苦痛に感じる方は過去問中心で勉強する方も多いはず。
テキスト/参考書勉強vs過去問勉強
“テキスト/参考書勉強派”と”過去問勉強派”が資格勉強において存在し、恐らく資格によりけり最適解はあるでしょう。
では、公害防止管理者試験においてはどちらが効率的なのか?
まず、各々のメリット・デメリットを明確にしましょう。
- テキスト/参考書勉強
〇新傾向に対応でき、カバー率100%
×過去に出題されてない箇所も触れ、膨大な(無駄)時間を要する
×無機質で味気がなく集中が持たない
- 過去問勉強派
〇問題を解きながらの学習なので、比較的継続しやすい
×新傾向に対応できなく、カバー率がやや低いためミスが許されない
×実力試し(現状把握)に過去問が使えなくなる
基本的には、確実な合格を求めるのならカバー率100%の公式テキストを利用すべきでしょう。
ただ、時間は有限で、勉強を継続するのも一苦労なので過去問勉強で効率的に合格を勝ち取れるのならコスパが良いですよね。
公害防止管理者の過去問勉強には落とし穴が
公害防止管理者試験の場合にも、効率的に短期間で合格を勝ち取るのに過去問勉強は有効です。
ただし、公害防止管理者試験には落とし穴があるんです。
他の多くの資格の場合には、比較的短期間で過去問の焼き増し問題が出題される傾向にあります。
ポイント
一方で、公害防止管理者試験の場合には頻出の範囲を除いて、5年以上振りの出題が成される範囲が多いのです。
つまり、産業環境管理協会から出版されている公式過去問(5年分)を網羅的に覚えてもカバー率がやや低く、不安が拭えないのです。
過去問勉強派の嫌な所(デメリット)を突く形となっている試験なのです。
公害防止管理者試験の過去問勉強は10年分用意しよう
では、どうするか。答えは単純明快ですよね。
過去問題集の最新版(5年分)を購入して足りないのなら、さらに10年分用意してフルカバーを目指しましょう。
以下リンクは最新版(5年分)の過去問を補完して10年分できる過去問題集リンクです。
メモ
公害防止管理者の講習会に参加した場合、“近年の国家試験出題傾向”の参考資料が配布されます。
このデータに寄れば、水質・大気共に過去10年間で出題されてなかった範囲内で問題が出題されるケースが少なからず存在します。
しかし、その問題数は10%以下であり、過去問を10年分対策した場合のカバー率は90%を超えます。
過去問10年分を解くのは大変に思いますが、頻出問題はすぐに記憶できてしまうので実質一定年数の過去問を解けば、スムーズに解けるようになります。
圧倒的重量物である無機質なテキストを読破し、周回・暗記するより遥かに労力は少なくて済むでしょう。
化学系が取得すべき資格はコチラ
公害防止管理者以外にも化学系で取得すべき資格はいくつか存在します。
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