どうも、RyeChemです!
今回の記事は【TOEIC:スタディサプリ勉強法(半年)で900点到達】です。
2022年11月受験のTOEIC公開テストで900点越えを達成し、半年という短期間で935点取得できました。
900点取得までの勉強法や体験談等をご紹介するので、皆さんの参考になればと思います。
今回の記事では、後述の“前回のあらすじ”に加えた900点達成までの道のりを詳細に記載していきます。
※ネット速報画像は簡単に拾えるので、署名付きでスコアシート(アビメ)も掲載しておきます!
基本的に署名付きスコアシート(アビメ)以外はネット画像を盗用できるので、信頼しないように!画像無しは論外!
- 理系院卒メーカー勤務
- 英語嫌い、英語苦手気味
- 留学経験なし、海外赴任経験なし
- 業務中の英語使用頻度はほぼ皆無
- 学生時代~社会人4年目途中まで計7度の受験で520~605点レンジ(Ave.560点)
理系院卒のTOEIC平均スコア500点台と言われているので、所謂普通の理系院卒です。
正直、院卒という肩書ですがTOEIC400点も500点台もほぼ変わらずスタートラインは皆さんと同じ。
再現性の高い学習方法で勉強をしていたので、“効率的”に“短期間”での成果を挙げやすいでしょう。
Contents
500点台から900点到達までの勉強期間・勉強時間
TOEIC平均点数560点(MAXスコア及び直近スコア605点)という平凡な成績からスタートしました。
英語自体は学生時代から社会人4年目途中まで520~605点レンジで留まっていたことを見れば寧ろ苦手意識がありました。
また、学生時代にもさほど勉強に励んでいたわけでもなく、そんな自分が社会人になってから勉強習慣があるわけでもなく。
資格受験で1ヵ月という短期間の勉強は何度か行っていましたが、勉強習慣自体はゼロスタート。
そんな自分が急に“長時間の勉強”に耐えられるわけでもなく、『平日1時間、休日2時間』目標でTOEICスタートしています。
皆が実施可能な水準での日々の勉強時間ではありますが、2ヶ月で800点越え、そこから休止期間を挟んで約半年で900点達成しています。
2ヶ月でTOEIC500点台→800点越え(勉強時間72時間)
まず、800点到達までは過去に記事記載したので、詳細は過去の“800点達成記事”を見て頂ければと思います。
あらすじをざっと記載すると以下の通りになります。
前回記事までのあらすじ
大学時代~社会人4年目途中まででIPテスト含む計7度の受験で520~605点レンジ。
直近スコアは2021年2月受験の605点。
化学系関連の国家資格の取得も一通り済み、2021年12月からTOEIC学習をスタート。
平日1時間、休日2時間の勉強を継続。
“2ヶ月後”の2022年2月にIPテスト受験で大幅スコアアップの840点取得し800点越え達成しました。
Ave.560点から2ヶ月で約300点UP、直近スコアから見ても2ヶ月で200点超のスコアアップです。
【2ヶ月で800点越え】TOEIC500点⇒840点達成の勉強法/時間の体験談を徹底紹介
どうも、RyeChemです! 今回の記事は【2ヶ月で脅威の300点UP:TOEICスコア560⇒840を達成した勉強法と時間】です。 2022年2月に受験したTOEICで2 ...
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休止期間を挟んで約半年でTOEIC800点→900点達成
840点取得した2022年2月から2022年5月まで、TOEIC勉強に関しては休止期間となってました。
開始当初は継続的に勉強を行い、900点取得までの直接的な道のりを示せれば…と考えていたのですが、リアルな事情により3ヶ月の休止。
2022年5月からTOEIC勉強を再スタートし、2022年11月実施のTOEIC公開テストの受験にて900点越え達成となる935点取得しました。
TOEIC受験時点での総勉強時間は403時間でした。
800点到達時の勉強時間が72時間なので、800点→900点到達の勉強時間は約330時間ということになります。
6ヶ月で330時間なので約50時間/月の勉強量。
当初定めた『平日1時間、休日2時間』の勉強目標を500点台時点から900点到達まで一貫して継続したことになります。
※年度内達成を目標に進めていたので、後半2ヶ月は多少休日多めに勉強しました。
ポイント
TOEICを就活/転職の単なる資格としてなら別ですが、英語学習の観点で見れば通過点に過ぎず継続的な勉強が必要になります。
そのため、“短期集中型”の勉強ではなく、なるべく今後も継続できる勉強時間で今回は取り組みました。
また、“短期集中型”の勉強(1日5時間等)を持続できる人は限られており、勉強習慣のない人も含めた皆が可能な勉強水準は今回私が目標とした『平日1時間、休日2時間』が最適でしょう。
この勉強時間でも、2ヶ月で800点達成、さらに半年で900点達成が可能ということを証明しました。
今回取得したスコアが935点と、900点目標から余裕のあるスコアだったので、もう1,2ヶ月早く受験しても900点達成できていたかもしれません。
また、休止期間中のTOEIC知識の蒸発を考えると結構な確率で到達までの期間短縮は実現可能でしょう!
勉強中の模擬試験結果からも目標達成の1~2ヵ月前、10月付近には正答率が9割付近になり900点取れる実力を確信していました。
TOEIC500点台から900点達成までの勉強法
勉強時間的には猛烈に1日10時間勉強すれば学生の夏休み中にでも900点水準に手が届きます。
さすがに勉強習慣のない人が実行するのは不可能ですが、それでも『平日1時間、休日2時間』の勉強量でも約半年で900点届くのです。
それでは、私が実施した“効率的かつ再現性の高い”勉強法を紹介していきます。
基本的には『スタディサプリTOEIC対策コース』を利用して勉強しました。
ただし、勉強が苦手・自信がない人には強制的に正しい勉強が身につくスタディサプリが確実にオススメ!
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TOEIC500点台→800点取得までの勉強法
本記事最初に掲載した記事リンクからも確認できますが、改めてTOEIC平均500点台だった自分が2ヶ月で840点取得した勉強法を紹介します。
1.基礎固めを怠らない(単語編)
英語等の果てしなく道のりが長い学問では“基礎固め”が非常に重要になってきます。
基礎固めを怠ると、当然ながら発展的な内容に移った時に根拠を持って正解を選べません。
さらには、いつまでも不安定な解法となり得点が伸び悩み、“効率的”でなくなるのです。
ここで言う基礎固めとは、①単語、②英文法です。
まずは、単語から解説していきます。
単語が分からなければリーディングパートで読解できないのは容易に想像できると思います。
特に、個人的に単語学習で効果があると考えるのは“単語の発音”を理解することによるリスニングパートの得点アップです。
単語と言えばリーディングというイメージが強いですが、リスニングの方が使用される単語の難易度が低いので容易に得点アップが可能です。
単語学習の際に、単語の綴りと合わせて正しい発音を学ぶことでTOEICスコア全体の底上げが可能です。
2. 基礎固めを怠らない(英文法編)
基礎固めの2つ目が英文法です。
英文法は受験英語感が強く、毛嫌いする人が多いですが、基礎として非常に重要な要素です。
TOEICの難しさの1つには“与えられる時間”にあります。
リスニングではアナウンスは止まってくれないので、意味や文法の汲み取りの時間が掛かると芋づる式に全て聞き逃してしまいます。
また、リーディングでは読解時間が非常にシビアで、そもそも完答できるor完答できないが得点に大きく影響を与えます。
英文法は単語とは違って速攻性が感じられませんが、寧ろ英文法1つ覚えれば広範囲に適用できるため“効率的な成果”を上げるのに重要な要素と言えます。
3. TOEICの形式慣れ
受験直前にTOEICの模擬試験を最低1回、できれば2回は解いてTOEICの形式に慣れることで数十点のスコアアップに繋がります。
リスニングでは先読みテクニックの感覚を掴む、リーディングではパート別のペース配分、推奨回答ペースの確認に意識を置いて取り組んでください。
点数自体は本番で取得しなければ意味がないので、直前の練習では正確に解く意識よりはとにかく解き方・ペース慣れに重きを置きましょう。
TOEICは非常にリズムが大切で、一度崩れると一気に数問落とすなんてことは900点取得者でもあり得る話です。
TOEIC800点取得水準は正答率60%!?
800点越えを達成した2ヶ月間で、私はほぼ基礎固めを実施し、TOEICの問題を本格的に解いたのは1週間前に模擬試験2回分だけでした。
単語と英文法、模擬試験2回分だけで800点取得の水準には到達できます。
「嘘だろ」と思う方は一度冷静に考えてみてください。
TOEICはマークシート方式なので運要素で少なくないスコアアップが狙えます。
特に800点水準のスコアを取得できる人は選択肢を2択まで削れる実力・意識が身についています。
ポイント
選択肢を2択まで削るという事はどういうことか。明確に根拠を持って正答を選べる問題が6割あれば800点に到達できるという事です。
そう、6割の問題をハッキリ正答を選ぶ水準に到達するだけなら単語と英文法をある程度身につければいける気がしませんか?
TOEIC800点台→900点取得まで
本記事の本題である900点水準到達までの勉強法を解説していきます。
800点水準までは一定水準の英単語と英文法の理解があれば到達できます。
ただ900点水準は留学経験者でも届かない人が多い事からも並大抵ではないことが分かるでしょう。
そんな900点取得までは800点取得時にはさほど力を入れなかった模擬試験の量をこなすことで達成できました。
ポイント
スタディサプリにある実践問題集(TOEIC試験同様200問)を計12回分解いて、見直しを含め240時間は問題演習に費やしています。
TOEIC900点取得から一気にハードルが上がる
上述した通り、TOEIC800点水準から“選択肢を削る”意識が身につき、2択まで絞れるようになってきます。
この考え方を適用して解説すると…
- TOEIC800点水準:6割の明確な正答+選択肢2択の運要素
- TOEIC900点水準:8割の明確な正答+選択肢2択の運要素
- TOEIC950点水準:9割の明確な正答+選択肢2択の運要素
こう考えると来ませんか?
800点→900点は数字だけ見れば990点満点のうちのたかが100点アップ、1割アップに過ぎません。
しかしながら、実際には正答率を2割近く向上させる必要があるのです。
これが留学経験者を含む、多くの人が経験する900点の壁です。
単に上振れで900点到達だけなら、TOEICテストは±50点は変動する可能性があるので、実際には850点の実力値でも到達しえなく、壁を感じずに900点到達できたという人はこのケースが多いです。
ただ“実力がTOEIC900点水準”であるためには、やはり壁を感じる人が殆どだと思います。
実際に私は500点台から800点台到達の“倍以上の勉強時間”を800点台から900点到達に費やしました。
基礎固めでTOEIC800点台に到達できた皆さんは、900点を目指して次のステージ“TOEIC問題の物量”を上げていきましょう。
資格試験の勉強で過去問を解いて勉強するのが効果的なように、TOEICでも“TOEICの模擬試験”を解くことに絶大な効果があります。
ただし、模擬試験を解いて“効率的”に成果へ結び付けられるのは皆さんが取り組んだ基礎固めのおかげです。
基礎固めなくして、模擬試験から効率的に知識へと吸収することは叶いません。
TOEIC問題(模擬試験)重視の勉強をこの段階から実施していくのは3つの理由によるスコアアップを狙うためです。
1. 単語・熟語・表現・英文法の学習抜けを補完する
単語帳や英文法書でTOEICの全てを網羅しているわけではありません。
高確率で出るであろう表現を優先的に掲載しているだけであり、カバー率が100%であることはありません。
そのため、基礎固めを行っていても僅かに“学習抜け”は存在するのは仕方ない事でしょう。
問題を解く、物量をこなすことで度々出現する“学習抜け”を補完し、自身の頭脳に最強の学習帳を構築していきましょう。
2. TOEICの問題慣れ
次に、TOEICの問題慣れです。
800点取得の勉強法の項目で『模擬試験を数回解く』ことをオススメしましたが、実際にはTOEIC試験に対する自身の解き方を定着させるのにたった1,2回では足りません。
- リスニングパートで先読みを設問まで読むか、選択肢まで目を通すのか。
- 先読みテクニックの定着。
- リーディングパートでPart5から解くのか、Part7から解くのか等の解答順。
- 時間配分の定着(見直しまで考慮するか、時間ギリギリで解くように読解するか)。
TOEIC試験の高得点取得者の解き方は案外皆それぞれで、自分に適した解き方を見つける必要があります。
- リスニング:選択肢まで先読み、アナウンス聞きながら解く
- リーディング:正攻法で前から順に解く、Part5:10分、Part6:10分、Part7:55分の時間配分
正解はありませんが、自分の確固たる解き方を確立するために模擬試験を5回以上は解いて見つけてください。
解き方を定着できれば数十点の底上げは可能です。
3.TOEICの世界観慣れ
留学経験者が何故、TOEIC試験で満点どころか900点水準、場合によっては800点台に留まるか知っていますか?
それはTOEICは“ビジネス英語”であり、日常から離れた“独特の世界観”があるからです。
例えば、表現。
日本人でも学校で使う表現と、会社へ入社後のビジネス表現は異なりますよね。
例えば、名前。
日本人同士の会話で“田中”と言えば大抵は名前(固有名詞)だな~って判断できます。
ただTOEICの世界ではアジアで頻繁に使われる名前が出てくるので、日本人だけでなく“Gupta”なんて頻出の名前も存在します。
名前を固有名詞か、動詞その他かの判断の遅れは致命的なので、世界観慣れは必要です。
例えば、流れ。
ナレーションでも長文読解でもTOEIC界のテンプレ的な流れは存在します。
代表的なのは採用に関してなどが挙げられます。
- 募集する企業の特色、背景
- 必要とする人材の必要十分条件
- 応募に必要な書類
- 採用のスケジュール
上記の“採用に関するトピックス”の流れは定番と言えます。
例えば、文化。
日本では最近普及してはいますが、ケータリングサービス等のトピックスは違和感を感じるほど登場します。
後は清掃サービスなど、日本で“日常”と考える文化と違う側面がトピックスとして登場します。
これらのTOEICの世界観慣れは別にテクニックではなく、日常生活とビジネスの差異のように扱う範囲が変われば母国語であっても覚えるべき事柄ですよね。
日本から出て海外に旅行に行っても当然文化の違いは感じます。
勉強開始時は違和感を感じますが、TOEICの雰囲気に存分に浸かって、拒絶するのではなく受け入れて当事者意識をもって臨む姿勢が必要でしょう。
4. 問題の見直しが非常に重要
物量をこなすことで上記3点のポイントが定着します。
ここで、実際に問題を解き、勉強を進めるうえで意識して欲しいのは見直しこそ重要という事。
- 何故、この選択肢を選んだのか。根拠を覚えておく。
- 答え合わせを行い、解説を読んで理論を自分の中に確実に落とし込む。
- 何故間違ったのか、同一の理由で正答できたか、根拠と解説をじっくり比較する。
- 採点を行った後で、再度見直し、速読、シャドーイング等を行う。
スコアアップを目指して問題を解くのはほぼ100%の人が行っている同様の勉強法です。
ただし、得られる成果には大きな差が生まれます。
模擬試験はほぼ試験そのものなので、模擬試験の内容を全て“自分の中に落とし込む”ことができれば間違いなく能力へ転換できます。
ただ、問題を解いた後の取り組み方でその吸収率は数パーセントから100%まで変動する事でしょう。
特に、何年も勉強して900点はおろか800点も到達できない。半年勉強してようやく700点。などに当てはまる人は一度勉強法を見直しましょう。
私も学生時代はTOEICの勉強を行ってもほとんどスコアに反映されなかった過去があります。
上述の項目でも模擬試験を解いた後に“ただ採点する”、“ただ解説を読んで分かった気になる”の人が多すぎる印象です。
特に意識して欲しいのは自分が考えた根拠と解説を比較して、間違えた理由・あっていた理由を明確にすることです。
TOEICまとめ
誰でも実施可能な『平日1時間、休日2時間』の勉強時間でも、万年500点台から2ヶ月で800点、さらに半年で900点を達成できた所以をご紹介しました。
目標の800点を到達する、900点を到達するための材料は単語・文法書、そして模擬試験で十分であり、皆さんが持っているものです。
“効率的”に“短時間”で成果を挙げる、目標を達成するのは、材料ではなく勉強姿勢・勉強法です。
問題をただ解いて答え合わせをする方が間違いなく楽で、“やってる感”が出ます。
ただそれでは無駄に時間を浪費するだけ。重要なのは『基礎固め』と『問題から100%吸収する事』です。
以上をまとめます。
スコア | 勉強期間 | 勉強時間 | 実施内容 | 備考 |
560→840 | 2ヶ月 | 72時間 | 単語・文法(基礎固め) | 発音まで正確に |
840→935 | 6ヶ月 | 330時間 | 模擬試験12回分+α | 見直しに10倍の時間を |