高圧ガス製造保安責任者の勉強法とオススメ参考書

資格 高圧ガス製造保安責任者

【2023年最新】高圧ガス製造保安責任者『甲種・乙種』勉強法とテキスト

2021年5月9日

 

どうも、RyeChemです!

今回の記事は【2023年最新:高圧ガス製造保安責任者『甲種・乙種』の勉強法とテキスト】です。

 

この記事では、主に“最難度”の高圧ガス製造保安責任者『甲種化学』に絞って解説しますが、他区分でも同様。

“甲種”の区分は最難関の区分なので、“参考書選択”“勉強法”は他の区分でも確実に通用します。

今回、“乙種/丙種”受験のために閲覧して頂いた方でも、将来的な“甲種”取得まで考慮して隅々まで確認していただいて損はないでしょう!

 

高圧ガス製造保安責任者のすすめ

高圧ガス製造保安責任者は数少ない化学系の国家資格です。

資格の用途

高圧ガス製造保安責任者の資格が業務に直結するのは、製造現場の作業員及び管理者です。

ですが、製造現場の方以外にも研究職場や品質保証職場などでも取得者は多く存在します。

その理由の1つとして、メーカーでは昇格や職務条件に設定されている場合もあるからです。

なので、化学系企業に勤める人の取得者は数多く、化学系に就職・転職を考える場合には有効でしょう。

この背景もあり、私も入社2年目時点で高圧ガス甲種化学を受験し、一発合格で資格を取得することが出来ました。

私の実際の勉強時間は学識3週間、保安管理技術1週間、法令1週間の合計1ヶ月ちょっとです。

甲種の場合には計算問題の得意不得意にもよるのですが、他区分でも勉強期間は1ヶ月~2ヶ月取れば十分です。

 

高圧ガス製造保安責任者の試験概要・難度・合格率はコチラ

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高圧ガス製造保安責任者試験の壁とポイント

はてな画像

社会人になり、初めて国家資格を受けるor危険物取扱者の次に受験のような方も多いでしょう。

高圧ガス製造保安責任者の試験勉強で行き詰まるポイントは…

  • 試験範囲が膨大で手の付け方が分からない
  • 計算問題が苦手で学識が危うい
  • 保安管理技術・法令の書籍は読む?どう勉強?

上記のように、高圧ガス製造保安責任者には他の試験とは異なる難しさがあります。

ポイント

どんな資格でも個人の力量を考慮した勉強期間取れば合格する事は可能ですが…。

その中でも、効率的に極力短時間の勉強期間で合格という結果を得るには『参考書』・『勉強法』の選択が鍵

けむぱんだ
資格勉強はツラく大変なので、出来れば短期間で済ませたいよね

ということで、実際に“甲種化学”を約1ヶ月で一発合格した私の体験を通じたTipsをご紹介していきます。

 

高圧ガス製造保安責任者は難しいのか?

データ画像

高圧ガス製造保安責任者の試験の合格率は、データで見るとどの区分も低めです。

ですが、合格率と試験難易度は同義ではないので、合格率を見て不安になる必要は全くないです。

一番難度の高い“甲種”が“乙種・丙種“よりも合格率高いことが、『反例』です。

必ずしも、合格率と試験難易度が一致しないことが分かると思います。

 

実際には、甲種は難しめ、乙種・丙種は普通~簡単レベルです。

甲種が難しい理由は、記述式の『学識』の科目に理由があります。

暗記系科目で択一式の『保安管理技術』『法令』はさほど勉強量を取らずとも、合格水準に到達できる科目です。

ただ『学識』に関しては、“単なる暗記で済まない”&“記述式で正確な暗記が必要”の2点が難しいポイントです。

加えて“甲種”の区分だと、『学識』の問題難易度がが高校~大学最序盤程度の計算レベルなので、不得意な方は難しく感じるでしょう。

一方、“乙種・丙種”は問題となる『学識』の出題難易度が高くないので、試験全体としては易しくなります。

 

高圧ガス製造保安責任者のポイント解説と試験勉強法

参考書画像

さて、本題の高圧ガス製造保安責任者の試験勉強法に移っていきましょう。

高圧ガス製造保安責任者の試験は大きく“2つ”にわけることが出来ます。

  • “暗記系”かつマークシート方式の『保安管理技術』と『法令』
  • “暗記+理解”の記述式計算問題と語彙説明問題の『学識』

 

『保安管理技術』と『法令』の勉強法とテキスト(参考書)

まず、暗記系かつマークシート方式で出題される『保安管理技術』と『法令』から。

 

『保安管理技術』と『法令』の出題傾向と勉強法

『保安管理技術』と『法令』は覚える事が多く、一見難易度は高そうに見えます。

でも実は、化学系資格の中でも比較的簡単な部類の科目と言える理由があります。

ポイント

『保安管理技術』と『法令』は、過去問と類似の問題が比較的多く出題される

 

新傾向問題を高頻度で投入する資格も中には存在しますが、高圧ガス製造保安責任者の場合は異なります。

けむぱんだ
過去問で80%程度はカバー出来るよ!

合格基準が60%である事を考えると、過去問を完璧に出来れば、十分に“合格圏内”なのが理解できるでしょう。

推奨の勉強法

『保安管理技術』と『法令』の勉強法は、過去問を重点的に繰り返すこと。

分厚い公式テキストを隅々まで見て覚える必要はなく、過去問周回で効率良く勉強をしましょう。

 

『保安管理技術』と『法令』のオススメのテキスト

『保安管理技術』と『法令』で使用するオススメの参考書を紹介します。

 

  • (公式)高圧ガス保安技術テキスト

公式テキストには『保安管理技術』『学識』の内容が記載されています。

『学識』では本テキスト主体で勉強するのに加えて、過去問のカバーとして『保安管理技術』でも使用すると良いでしょう。

公式テキストを熟知することで新傾向にも対応できるため、より合格の確度を高めるためにも必見の1冊です。

講習・試験対策 | 高圧ガス保安協会 (khk.or.jp)

※甲種/乙種/丙種でテキストが分かれてるので注意。

 

  • 問題集

“甲種”の場合にはあまり問題集が出版されてないので、公式問題集を購入しましょう。

講習・試験対策 | 高圧ガス保安協会 (khk.or.jp)

 

“乙種・丙種”の場合には公式以外にも問題集が出版されています。

公式よりも収録過去問が多く(公式5年、下記6年)、価格も同程度orポイント分安くなるので下記がオススメです。

『2023-2024年版 高圧ガス製造保安責任者試験 乙種化学 攻略問題集』

『2023-2024年版 高圧ガス製造保安責任者試験 乙種機械 攻略問題集』

『2023-2024年版 高圧ガス製造保安責任者試験 丙種化学 攻略問題集』

公式問題集と上記のオススメ問題集の差異は以下2点。

  • 公式問題集は5年分、オススメ問題集は6年分の過去問が掲載。
  • 公式問題集の解説は文章が固い、オススメは要点をまとめた“分かりやすい”解説。

基本的には過去問自体に差異はないので、要点がまとめられてる公式出版以外の方が理解しやすいと感じます。

 

『法令』に関しては、公式テキストには記載されておらず、“法規集”というものが販売されています。

“法規集”は『法令』に係る法律が列挙されてる辞典みたいな本なのですが…。

正直あまり必要性を感じませんでした!

私の場合には、『法令』は過去問のみで正答率9割を取ることが出来ました。

“法規集”も併せて会社から支給されていましたが、一度中身をぺらっと見て、サッと閉じました。

 

『学識』のオススメの勉強法とテキスト(参考書)

『学識』は上記2科目とは異なり、記述式の問題で計算と文章説明の問題が出題されます。

 

鬼門の『学識』を学習する上で、試験に関しての以下のポイントを頭に入れておくと良いでしょう。

  • 記述式問題が存在するので暗記はより正確に深く覚える必要有り
  • 計算問題がやや難しく、苦手な人は苦戦する
  • 制限時間がやや厳しいので、すぐにアウトプットできる必要有り

過去問を軽く周回するのみで、簡単に合格水準に到達できる他2科目とは異なり、『学識』の場合には別のアドバイスを送りたいと思います。

 

『学識』の勉強法

学識の勉強法としては

  • テキストに目を通して、語彙と式の意味の理解に努める。
  • (参考書でさらに理解を深めつつ、問題演習。)
  • 最後に過去問で実力試しとともに、最終確認をする。

この3ステップを忠実にこなせば、合格を掴むことが出来るはずです。

『学識』の合格が一番の難関なので、気を引き締めて取り組みましょう。

勉強期間的には学識に一番多く充てると良いでしょう。

※記述式なので、そもそも勉強時間がかかります。

けむぱんだ
書かないといけないからね~。

 

『学識』のオススメのテキスト

『学識』の勉強に際して、新たに1つテキストを追加して…。

『公式テキスト』・『過去問』・『参考書の“3本”立てで行くと良いでしょう。

公式テキストと過去問は、上記の“保安管理技術と法令”の項目で紹介した書籍と同様。

 

学識の計算問題を演習するにあたり、オススメの参考書はコチラ

『よくわかる計算問題の解き方』です。

講習・試験対策 | 高圧ガス保安協会 (khk.or.jp)

 

まとめ

頑張る画像

高圧ガス製造保安責任者の試験は各区分、合格率が低く“一見”難しそうに見えます。

“乙種・丙種”に関しては問題難易度自体は難しくないので、勉強時間さえしっかり確保すればOK。

“甲種”に関しては『学識』が難易度を大きく上げているので、学識に十分時間を充てましょう。

問題集・テキスト、特に参考書を上手に活用して、効率的に進めていきましょう。

 

出題範囲が広く、初見ではびっくりしますが、過去問の焼き増しが多いので効率よく勉強を進める事が可能!

どの区分も1ヶ月~2ヶ月あれば十分合格が出来るので、合格率の低さに恐れる事なく勉強に取り組みましょう。

 

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