どうも、RyeChemです!
今回の記事は【2024年最新:公害防止管理者(水質/大気)の効率的な勉強法と参考書オススメ】です。
- 範囲が膨大過ぎて進め方が分からない
- 中身が頭に入ってこない
- 本格的な勉強開始前に知識つけて効率的に進めたい
私は化学業界の研究職として働いており、関連資格を網羅してきました。
その中で、2021年度に公害防止管理者の一種を一発合格しましたが、範囲の膨大さに驚きました。
化学系資格の中では特に、公害防止管理者は出題範囲が幅広く、取っ付きにくいんですよね。
公害防止管理者(水質一種)は推奨勉強期間2~3ヶ月、勉強時間120時間程度が目安と言われています。
私は効率的に進めたい派の人間なので、取り組む前に勉強法の構築と参考書の厳選を行い…。
勉強期間3週間強、勉強時間60-70時間程で一発合格まで漕ぎつけました。
勿論、時間を掛ければ掛けるほど合格は確実となるのでギリギリを攻める必要は全くないです!
自分の力量と、資格勉強に投資出来る時間をしっかり見つめなおして取り組む事が重要です。
ですが、資格合格難易度が上がれば効率的に進める事の重要性は間違いなく上がるので是非参考にしてくださいね。
では早速ですが、本題の勉強法とオススメテキストの紹介に参ります!
公害防止管理者試験の合格率・難易度・概要等はコチラから!
【2024年最新】“公害防止管理者(水質/大気)”の合格率・難易度等の概要まとめ
どうも、RyeChemです! 今回の記事は【2024年最新:公害防止管理者(水質/大気)の合格率・難易度等の概要まとめ】です。 けむぱんだこの記事はこんな方にオススメするよ ...
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Contents
公害防止管理者の試験の特徴
まず、勉強を始める前に知っておくべき事は受ける資格がどのような出題形式で、どのような試験なのかです。
公害防止管理者の試験は完全に暗記要素
公害防止管理者の資格は水質・大気共に完全に暗記系です。
計算問題もありますが、基本的には公式に当てはめるだけ!
応用問題的な要素はなく、公式を覚えていれば解けます。
公害防止管理者の試験は出題範囲がかなり広い
さらに、公害防止管理者の試験を難しくさせているのは膨大な量の暗記を要する事です。
公式テキストを見た事がある人は既に察しているでしょうが、辞典より分厚いです(笑)
内容は無機質な文字だらけでたまに図表、化学系出身であろうとも新たに覚える知識が殆どです。
公害防止管理者のオススメの参考書
公害防止管理者試験は『膨大な量の暗記を要する』という典型的な資格試験です。
以上を踏まえたうえで、勉強の進め方としては効率の良い知識の吸収が必要となって来ます。
参考書選びはその基盤を決定づける代物なので、とっても大切。
という事で私がオススメする参考書はコチラです。
公害防止管理者(水質)の場合
まずはお馴染みなのが、講習でも使用される認定されたテキストのコチラ
新・公害防止の技術と法規 水質編(全3冊セット)(2024)
コチラは講習で使用される参考書という事もあり、殆ど全ての範囲をフルカバーしております。
フルカバーしてるテキストと言えばコレと言えるほど定番なので必須級です。
少々値段は張りますが、確実な合格によって受験費と時間投資が無駄にならないと考えれば安いですね。
このテキストは殆どの出題内容をカバーしているので、完璧に覚える事が出来たなら確実に合格できると言えます。
ですが中身は文章だらけ、厚さは辞典を超えるので一般人が1ヶ月程度で全ての内容を完全暗記するのは難しいですね。
というより、テキストのみだと効率的に勉強するのが難しいかな、と思います。(要点を抑えづらいため)
公害防止管理者 水質関係 超速マスター 第5版
1つ目のテキストを紹介しただけでは私が記事を書いている意味が全くないので本命はコチラ!
まず、コチラを紹介する理由は3点
- 1つ目のテキストだけでは要点がまとまっておらず、全容が把握しづらい
⇒そのため、要点が記載された軽めの参考書でまずは勉強すべき。
- 文章が固くなく、図なども掲載されており非常に読みやすく、頭に入りやすい。
- 章末チェックポイントや確認問題が詰め込まれており、テスト形式でさらに覚えやすい。
当該参考書を用いてより効率的に合格確度を上げ、勉強期間と再受験費(不合格時の)を減らせるなら十分なコスパですね。
2019~2023年度 公害防止管理者等国家試験 正解とヒント 水質関係第1種~第4種
最後に力試しには必須の過去問題集!
公害防止管理者(大気)の場合
公害防止管理者(大気)も基本的には水質と覚える項目の差異だけでやり方は変わりません。
なので、オススメの参考書も同様に…。
新・公害防止の技術と法規 大気編(全3冊セット)(2024)
講習で使われる、実質公式テキストのコチラ
公害防止管理者 大気関係 超速マスター 第5版
そして私がオススメする軽めの参考書!
2019~2023年度 公害防止管理者等国家試験 正解とヒント 大気関係第1種~第4種
同様に過去問題集!
公害防止管理者(大気・水質)の勉強法
上述の通り公害防止管理者試験は以下の特徴を有してます。
- 完全な暗記系試験
- 膨大な暗記量を有する
ココがポイント
この手の資格試験の不合格理由は、自分の力量と勉強期間の不一致です。
いざ勉強開始してある程度進んだ頃には、想像以上に時間が足りないことに気づく。
結局、試験範囲に対してカバー率が低いまま試験に臨み、結果不合格。
なんて経験をしたorしそうになったことがある人は多いでしょう。
全体像を早めに把握し、試験までの計画を立てよう!
これを踏まえたうえで勉強法としては…。
step
1軽めの参考書で全体像の把握
先ほど紹介した軽めの参考書をまずは1周する。
この試験はどんな内容・問題が出て、自分はどの程度の期間あれば覚える事が可能か。
これを知る事が非常に大切です。
なので、軽めの参考書を1周する事で全体像を把握していくという事です。
step
2軽めの参考書を周回
私はステップ1と合わせて軽めの参考書を2回周回しました。
やはりじっくり読んでも一度では覚えられないので、自分の力試しを兼ねて周回しましょう。
6-7割覚えることが出来たら次のステップに行きます。
step
3“辞典”に挑む
講習で使用されるテキストはその分厚さから辞典と巷では呼ばれています(笑)
ある程度軽めの参考書で全容を把握したので、辞典に挑んでいきましょう。
要点は既に記憶済みなので、辞典を読んでもサクサク進める事が出来ますよ!
step
4力試しの過去問題集
自身が付いたら、自分の現時点での立ち位置把握の為に過去問題集を解きます。
ここで合格基準付近(正答率6割)であれば、後は合格確度を高めるためにテキスト・参考書の周回。
まだ合格基準に足らなければステップ2、ステップ3をもう一度実施してから過去問を再度。
過去問中心の勉強法が得意な方へ
公式テキストを利用した勉強法は、試験範囲全体を網羅できるためより確実な合格へ近づけることができます。
しかしながら、全範囲を網羅するのは非常に手間と時間が掛かりますよね。
加えて、一番の難点は飽きる、集中力が続かない。
そこで、過去問中心で勉強する人も少なくないでしょう。
下記記事には公害防止管理者試験を過去問中心で勉強するTIPSを記載しました。
是非ご参考に!
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私の実際の勉強時間とスケジュール
上記の勉強法に沿って進めた私の勉強期間を公開します。
STEP1(参考書):休日2日(計10時間)
STEP2(参考書):平日5日(計5時間、ここで約1週間)
STEP3(テキスト):1週間(計20時間、ここで約2週間)
STEP4(過去問):平日3日(計10時間)
STEP2(2)(参考書):平日1日(計2時間)
STEP3(2)(テキスト):平日1日+休日1日(計20時間、約3週間)
ざっくりですが、こんな感じのスケジュールで進めました。
最後の平日だけ有給を取ったのはいい思い出(笑)
化学系が取得すべき資格はコチラ
公害防止管理者以外にも化学系で取得すべき資格はいくつか存在します。
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