どうも、RyeChemです!
今回の記事は【2024年最新:一冊でOK!QC検定2級・3級のオススメ参考書と勉強法!】です。
理系資格もとい、化学系で有用な資格であるQC検定2級・3級はぜひとも取得したい資格です。
そんなQC検定は2級・3級どちらも市販の参考書1冊で十分に合格が可能です。
公式テキスト・問題集・参考書を取り揃えて受験に臨むような高難度資格ではないです。
今回はQC検定2級・3級を一冊で、一発で確実に合格するための参考書、勉強法をご紹介していきますよ!
- QC検定2級・3級受験予定または興味がある方
- 参考書選びで迷っている方
- 確実な合格に向けた勉強法を知りたい方
Contents
QC検定の試験の特徴と勉強時間
テキスト選びや勉強法を紹介する前に、QC検定の特徴や勉強時間の目安を知っておくべきでしょう。
QC検定の試験の特徴
試験の特徴を事前に把握することで、勉強の効率は跳ね上がります。
試験の出題
QC検定の試験は『計算』と『用語』を問う問題で成り立っています。
高難度資格であれば、計算1つにおいても公式に当てはめるだけでは解きにくく理解まで必要とします。
ただし、QC検定に関しては公式を暗記して解く、これで十分に通用します。
『計算』が苦手な方は理解しようとせずに「そういうものだ」と考えて、公式を暗記する意識を持つことをお勧めします。
一方、『用語』に関しては、覚えるほかないので“暗記”となります。
ポイント
つまりは、QC検定2級・3級共に暗記さえすれば合格が可能です。
試験の範囲
試験の範囲に関しては、具体的に下記の項目が出題されます。
〈品質管理の実践〉
QC的ものの見方・考え方
品質の概念(定義と基本的な考え方)
管理の方法
品質保証:新製品開発(定義と基本的な考え方)
品質保証:プロセス保証(定義と基本的な考え方)
品質経営の要素:方針管理(定義と基本的な考え方)
品質経営の要素:機能別管理(言葉として)
品質経営の要素:日常管理
品質経営の要素:標準化(言葉として)
品質経営の要素:小集団活動(定義と基本的な考え方)
品質経営の要素:人材育成(定義と基本的な考え方)
品質経営の要素:診断・監査(定義と基本的な考え方)
品質経営の要素:品質マネジメントシステム(言葉として)
倫理・社会的責任(言葉として)
品質管理周辺の実践活動(言葉として)
〈品質管理の手法〉
データの取り方とまとめ方
新 QC 七つ道具
統計的方法の基礎
計量値データに基づく検定と推定
検定・推定とは
計数値データに基づく検定と推定
管理図
抜取検査
実験計画法
相関分析
単回帰分析
信頼性工学
勉強前にツラツラと項目を知ったところで、何のプラスにもなりませんが…。
ただ1つだけ知っておくと良いでしょう。
ポイント
試験範囲は広大に見えるが、1つずつの内容が薄いため全体としてはさほど量はない。
まとめると以下の通りになります。
- QC検定は『計算』・『用語』問題で成り立っている
- 『計算』・『用語』問題共に、理解は必要とせず“暗記”でOK
- 試験範囲は広大に見えるが、参考書1冊で済み程度の量でしかない
この資格の肝は“計算問題パート”である“手法分野”にあります。
以下の記事にはQC検定のポイントと、頻出の数式早見表のリンクも記載していますのでご参考に。
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QC検定2級・3級の勉強時間目安
さて、QC検定の試験の特徴を理解してもらったところで、勉強時間の目安を紹介します。
※結構余裕を持たせた目安として考えてます。
- QC検定2級:~1ヶ月程度(40時間)
- QC検定3級:~2週間(20時間)
化学系で使える資格の中でもお手軽に取れるのがQC検定です。
さほど資格自体の難易度は高くなく、2級であっても1ヶ月もあれば十分に合格することが可能です。
ちなみに、QC検定2級と3級は試験範囲自体は差異はなく、計算問題の難度に違いがある程度です。
範囲がほとんど一緒なのでQC検定3級を既に受験した。あるいは取得した方は2級の受験に対してアドバンテージがあります。
QC検定2級・3級のオススメ参考書
さて、本題のオススメ参考書紹介に移っていきましょう。
参考書・テキスト選びのコツ
参考書選びは勉強効率に影響するため非常に大切です。
ポイント
参考書選択で重視する項目は『1冊で完結すること』・『読みやすさ・明快さ』・『例題で確認可能か』
基本的に参考書は1冊で完結しないものと、完結するものに分かれます。
つまり、テキスト&過去問構成か、テキストのみか、過去問のみか、です。
1冊で完結する参考書(テキスト&過去問構成)があるのに、それ以外を選んでしまっては勿体ないという他ありませんね。
また、それ以外にも文章の固さや、フォントサイズ、図解の有無による読みやすさ・明快さも大切です。
さらには各章ごとの例題演習で理解度確認もできるとなお良し、と言えます。
注意点として、過去問のみの勉強は個人的にはあまり好ましい方法ではないと思います。
- 何故なら過去問以外の問題に対する新傾向に全く対処できないこと
- 理解した気になってしまう、過去問による力試しの機会を損失する
危険物取扱者などの簡単な単語・文章暗記でかつ各年度の問題に繰り返し要素が大きい試験であれば過去問のみの勉強は効果的です。
ただし、QC検定に関しては計算のパートを十分に暗記することが肝であり、力試し的に過去問を利用するのがベストだといえます。
つまり、テキストで暗記&理解を進めた後、過去問で合格水準に達しているか確認することが確実な合格の近道です。
後述する過去問題集も併せて確認してくださいね!
QC検定3級のオススメ参考書
以上を踏まえた最良のQC検定3級のオススメ参考書はコチラ!
フォント・図解で視覚的に分かりやすく、例題・模擬試験付きの1冊で完結する参考書となっています。
QC検定2級のオススメ参考書
実際に私が使用し、2週間で9割Overの正答率を達成した参考書を紹介します。
QC検定2級のオススメ参考書はコチラ!
QC検定2級・3級のオススメの勉強法
基本的には上記の参考書に沿って勉強して貰えばOK。
step
1テキストで暗記・理解を進める
参考書のテキスト部分を読み進め、暗記・理解を進めていきます。
1週目はさらっと全体像を把握するために流し見て、2周で確実に覚えるようにしましょう。
step
2例題も使って理解度をさらにUP
紹介した参考書にはテキストの暗記を確認するための例題が各章にあります。
各章のテキストを暗記し、例題で各章の暗記度を確認していくと良いでしょう。
問題を解くことで本当に覚えているか、いないかが定かになります。
step
3過去問で総仕上げ
テキストと例題を使い、暗記・理解を進めたなら巻末の過去問で総仕上げ。
過去問で合格水準に到達できているなら一安心でしょう。
出来ていないなら、自身の弱い項目に関して重点的に。
過去問は自分の現地点の把握に使うのが最も良いでしょう。
ちなみに、計算が苦手・嫌いな方は“計算問題パート”である“手法分野”で苦戦することが予期されます。
上記紹介のテキスト1冊でも十分合格可能でしたが、ある程度問題慣れしたい方は過去問集を別途購入することをオススメします。
QC検定2級・3級の最新過去問
特に、2級の場合には計算問題がよりハードで、試験時間も厳しくなっています。
そのため、参考書ベースの書籍で情報をインプットした後は、実力試しとして過去問を利用し、より合格への確度を高めていきましょう。
過去問題で学ぶQC検定2級 2024年度版
過去問題で学ぶQC検定3級 2024年度版
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